「Unlearn」を子供から教えてもらった話
こんにちは、Xデザイン学校・ベーシックコース通学中のおぎしおです。
最近UXについて学んでいて、その講義の中で「Unlearn」をしていこうというような話を先生からしていただきました。
Unlearn:新鮮な気持ちで、身についたことをリセットする
すごくシンプルな言葉ですけど、難しいですよね。
そんな折、さいきん自分の普段の生活のなかで「Unlearnって、もしかしてこういうこと?」と感じる事例がありました。
ごほうびシールの使い方?
コロナと猛暑のダブルパンチで外出が制限されるいま、2児を子育て中の我が家は兄弟ゲンカが絶えません。
特に3歳の娘が、下の子の破壊的行動にかなりイライラしています。
そこで、3歳の上の子が1歳の下の子に邪魔されずに楽しめるコンテンツはないか、と考え「はじめてのワーク」というものを購入してみました。
これです。
ダイニングテーブルの上で取り組めば、下の子も邪魔できないので、時間を見つけては子供と一緒に取り組んでいます。
こども向けのこういった冊子にはよく【ごほうびシール】なるものが同封されていて、ワークに取り組んだら、ごほうびシールを貼って言って達成感が得られる作りになっています。
うちの子も、最初はこの“ごほうびシール”をワークの所定の場所にはっていたのですが……。
突然「(ワークができたら)おもちゃに貼る!」と言い出したのです。
「えっ!?おもちゃに貼って言ったら『ワークの上の枠に貼りたい!』と後から思ってもシールなくなっちゃうよ?上に貼ったら?」と、つい答えてしまいました。
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後日。
この“ごほうびシール”をめぐるやりとりを、Unlearnという言葉とともに思い出し「私は、身についた価値観をリセットできていなかった…」と改めて感じました。
私は“ごほうびのシールは枠の中にきっちり貼る”という凝り固まった考えから抜け出せなくて、本来の“達成感を得たい”という娘の気持ちを忘れてしまっていました。
どうしておもちゃに貼りたかったのか?
シールがたりなくなったらどうすればよかったのか?
あのとき、もう少し出来事を掘り下げることができたんじゃないかな、と考えてしまいました。
(ちなみに、私からおもちゃに貼ることを反対されて、娘は大泣きしました……)
日々の生活のなかで訓練する癖をつける
Xデザイン学校の講義のなかで先生が「すぐにできるわけじゃないから、日頃の生活のなかで訓練するのがいいよ」とおっしゃっていました。
圧倒的に子育てに時間が取られるなか、子育て中の生活のなかでもUnlearnの考え方を結びつけられるかも!と感じられたのはすごく良いきっかけでした。
講義を進める中で、こういった過去のきっかけに対してもっと深く探っていける気もするので、間違っていても気が付いたことは少しずつ残していこうかな?と思っています。
Unlearnを学ぶ中で、実は子供との関係もより深く結びつけるかも!と考えたらちょっと楽しくなってきました。