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「クレラップ」の“機能ではなく体験”に着目したCMが凄い

モノを介して顧客を見るんじゃなくて、顧客の側から体験を見よう!」

そんな学びを得たnoteを書いて数日後。たまたま子供と一緒にテレビCMをみていたときのこと。

これは顧客の側から体験を見ているな!といったコンテンツに出会いました。

ずばり「NEWクレラップ「快感!クレハカット」篇」です。

このCMでは主にクレラップの切り方について、こんなことを伝えています。

気持ちいい・快感・クセになりそう

ユーザーからみた「体験」についての感覚を伝えるワードが繰り返し使われています。

このCMでは「切りやすくなるためにこんな技術を使ってます」といった機能面のすぐれたポイントについては触れていないんですね。

切るときに気持ちがいい、だから試してみてね

訴えているポイントはこれだけです。

モノに着目すると機能面の良いことばかり伝えたくなりそうですよね。

でも顧客の目線に立つと、、どうでしょう?

ここからは憶測なのですが「気持ちよく切れる価値」とか「気持ちよく切れるとスッキリする価値」といったようなユーザーのニーズが浮かび上がってきたのでは?

しかも、ただニーズだけを拾うのではなく、自社の強み(クレハカット)もしっかりと織り込んでいるのが凄い。

Xデザイン学校の第2回授業の振り返りでもやっていた『企業のケーパビリティを大事にする』という話にも繋がる部分です。

「ユーザーの声ばっかり聞いてて、企業のケーパビリティを無視して計画するのは違うよ」

クレハカットのCMは「企業のケーパビリティを活かしたUX体験」といったコンテンツになっているのではないかなと思いました。

学んだだけではよくわからないけれど、自らの体験したことと結びつけると、解像度があがってくるから不思議です。

実は、業務以上に日常からUXについて学ぶことって、多いのかもしれません!

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おぎしお
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