Xデザイン学校2回目・通学日誌(知識編)〜目標設定とUXデザイン計画の基礎・内容:インタビューの計画〜
こんにちは、おぎしおです。オンライン講座の受講から二週間。
ようやく講義動画を見直すことができました。
講義の動画を見直すことができる
……これオンライン講座の良いところですよね!私のような知識不足の人間には、あとから振り返りができるのが最高です ٩(ˊᗜˋ*)و
今回は、引用も含めながら授業で学んだことをまとめていきたいと思います。
なお引用について、授業を聞き自分なりに情報をまとめた情報ですので、その点ご了承いただければと思います。
ちなみに、同じ講座の“感想だけの記事”はこちらにまとめております。
なんでUXを学んでいくのか?
□日本の企業は悩んでいる。
講師の伊賀先生より「日本の企業がいかに悩んでいるか」という話が冒頭ありました。
そして「どうして悩んでいるか?」というところを……
GDP国別ランキング推移
主要国の企業研究開発日の推移
研究開発費の対GDPの推移
企業ブランドランキングの推移
……こういった“数値の推移”を、グラフや動画の形で見せてもらいました。
この資料をみているうちに、視覚で「日本がどのような現状におかれているのか?」を理解できてよかった。
このような“情報の見せ方”という部分にも、学びがありました。ささいなことですが、こういうところも取り入れていきたいです。
□様々な課題に悩む企業のひとびと
じゃぁ、実際にどんな感じで企業は悩んでいるのか?というところですが。
確かに、自分自身も仕事をしているなかでもモヤモヤ悩んだりするんですよね。でも問題が大きすぎて、何にいったい悩んでいるのかがわからない。
そんな悩みに答えるように、こんなお話をしていただきました。
「企業の強みってなに?次世代って?新しい価値って?さらに稼げ!?」
……このようなことをクリアするような案は全ての問題をクリアする“すごく小さな点”を狙っていくような作業。非常に苦しい状況にある。悩ましい時代。さらに今は「ガンガン物を作れ!」という時代ではない。環境問題など様々な問題もあわせて考えていく必要がある時代。
この「小さな点を狙っていくような作業」という部分にすごく納得しました。
「非常に複雑な要素が絡み合うなかでプロジェクトを遂行していく時代。だからそUXで問題を解決をしていくんだよ」と伊賀先生。
そうだ、そうだ、自分の周りでも、UXに取り組む人って、問題を解決する術を探しているっていう感じがしてます。
“大きな問題”から“自分ごとの問題”まで順をおって落とし込まれていくこの講義の流れで、今まで漠然と感じていた「不安・わからない」というものがなんだったのかがはっきりした気がしてスッキリしました。
なぜ「人間中心設計」で解決していくのか?
ではなぜ「人間中心設計」で解決していくのか?という話ですが、講義の中で印象に残った言葉を。
今の時代はハードよりもソフト面に関心が伸びてきている。
つまり「今までの競争相手に勝てばそれでいい!」という時代ではない。
同業とのシェア争いだ!と思っていると、そこにゲームチェンジが容易に起きる。「ぜんぜん違う相手と戦っていかなければいけない」という状況になってしまう。
だからモノ中心の味方には限界がある。人を中心にみていく時代になってきた(コンテクスト)。
今はゲームチェンジが起きていて、ただ単に競合に勝てばいい!という話ではなくなってきている。
ユーザーの“時間”そのもののシェアを奪い合うような時代になってきている、というお話でした。
良いものをつくれば売れるぜ!機能を追加しようぜ!といった単純な話ではなくなってきているんですね。
ここで、あらためてあたらめてUXデザインってなんだったっけ?という解説が入ります。
【UXデザイン】
本質的に人が欲するものは何か?ということのを探っていく。
『ユーザーの体験(UX:価値観・思い・経験)に対して何を提供するのか?』を『どんな経験をしてもらうのか計画』し『企業のもつケーパビリティー』を使って解決していく(UXデザイン)。
人の背後にあるものを取り込みながら、企業にある価値をつかって解決していく。というようなお話でした。
前回の講義の山崎先生のお話にもあった「ユーザーの声ばっかり聞いてて、企業のケーパビリティを無視して計画するのは違うよ」といったような話ともリンクしてきます。
問題を解決する、というところばかりに視点がもっていかれがちなのですが。
企業の強み・良さみたいなことを活かすことが必要というのが自分のなかではけっこう重要な学びのポイントだったなと感じます。
プランニングでわかっていかなければいけないこと
ここからプランニングのお話です。
実際に「クライアントと話を進めてプランニングしていく上で、なにが重要なのか?」をおしえていただきました。
急にけっこう難しい話になって、自分自身アウトプットしながらも、正直まだ理解しきれていない部分もあるのですが、後から振り返れるように残しておこうと思います。
WHY:なぜ行うのか?
(ステイクホルダー・ライブラリーワーク、インタビュー、ゴールの設定、リサーチクエッションの設定)
HOW:どのように行うのか?という方法
(リサーチ対象の検討・メソッドの選択・スケジュールの検討、チーム選定、費用、実行可否
クライアントから「これをやってほしい」みたいなことを言われたときに、プランニング(「なぜやるのか?」「どのようにやるのか?」)から立ち戻って考えていく必要があるとのことでした。
(このあたりはかなり自分のなかでは難しく。講義以外の時間で書籍などで追加できる知識がないか、振り返りを行った方が良さそうだなと思いました)
と、様々な知識を吸収したところで、ここからは実際に仮想クライアントの企業様へのインタビューに向かっていきます。
実際に“とある企業”の方を招いてインタビューができるとのことで、ドキドキです。
ここからは具体的な提案の内容などには触れずに書き進めていきます。
インタビューするときのポイント
伊賀先生より、インタビューするときのポイントを説明いただきましたが、自分のなかで特に心にとめておきたいポイントが3つあるなと感じました。
□「境界領域」や「制約」についても知ることができると有益
ブリーフィングで得られた情報を掘っていくのはもちろんのこと「クライアントにはどういう制約があるのか?というのを知ることができると有効ですよ!」というポイントが、特に響きました。
境界領域:従来の個別または専門化した学問分野の2つ以上にまたがる領域。
その「制約」という部分で、心に残ったのが
制約の外側にいくには、それなりの覚悟を持った提案が必要
という言葉です。
振り返った時に「“制約を超えた覚悟を持った提案”って具体的にどんなものだろう?」と疑問に思ったので、機会があったら先生に伺ってみたいなと思いました。
□ バイアスをかけない
これは外部講座などで、UXデザイン講座のインタビューのお話の項でもよく聞いたお話でしたが、改めて。
「◯◯だから●●ですよね?」といった質問をしない。
私もつい説明しすぎてしまう癖があるので、それがバイアスに繋がりそう。ここは気をつけたい。
□ 選択問題にしない
こちらも上記のバイアスに似たような話ではありますが。
「◯◯ですか?●●ですか?」といった質問をしない。
ということです。
以前にも聞いた言葉でしたが、すっかり頭から抜けてしまっていました。自分の言葉でアウトプットしないから忘れちゃうのでしょう、きっと(汗)。
noteに残すことで、あとから思い出せるように記載してみました。
プロジェクトブリーフを作っていく
ここから先がかなり難解でした。
馴染みのない言葉もバンバン出てくるので、講義動画をなんども見直しました。
(たぶん、この項目だけでも10回くらい講義動画を見直しました。オンライン授業さまさまです)。
【プロジェクトブリーフとは?】
プロジェクトを設定した時の計画書。「このプロジェクトは何をするのか?」を定義したドキュメント。「プロジェクトをゴールに導く“クライアントの要求はなんだったのか?”」を定義する。
この「プロジェクトブリーフ」を作っていくにあたって、下記の二点を設定していきます。
●プロジェクトのゴール(真に問うべき課題)
プロジェクトの達成に向けて、リサーチで明らかにすること。リサーチを貫く軸となるような問い。
●リサーチクエッション(なにがわかればいいの?)
ゴールを達成するために問いをブレイクダウンしたもの。リサーチクエッション群を解決することでゴールが達成される。
リサーチクエッションを設定していくにあたって、答えや解決手段について議論しないというのがポイントだったようです。
ここの話し合いが難しかった。
「答えや解決手段になってないか?」というのも、意外に難しくてチームのみなさんに意見を発表させていただくにあたって「あれ……これって……解決手段かな?(←自信ない)」という考えが頭にちらつくことが多々ありました。
まとめ
前回に引き続き知識編もまとめていきました。
今回の動画振り返り、そしてアウトプットをいろいろやってみての今日までの感想ですが。
“学んで、ワークを実践して、また学んで、実践して”……のサイクルでしか学びが進んでいかないなという感覚がありました。
なので、今回のXデザインの講義もそうですが「学校が終わった後にどのように学びをつづけていきたいか?」も同時に少しづつ考えていかないと、ぶっつりとこの学びの連鎖が途切れてしまうような感覚がしました。
できれば自分の身近なテーマでも学びを続けていきたいなと思って、少しずつ構想を巡らせています。
そんな感じで、前向きに第3回講座に進んでいけたらいいなと感じています!
……まとまったかな?ここまでご覧いただき、ありがとうございました!