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8/10 Day10 夏は聴覚で楽しむ

夜分遅くに失礼、尾木です。今夜は友人と喋っていて遅くなりました。

今朝は晴れて昼夜逆転の生活から脱却することに成功しました。なので現在まぶたが重たいです。

題名について補足です。私は春夏秋冬を五感で分類するなら、春は嗅覚、夏は聴覚、秋は味覚、冬は触覚、最後に視覚は春夏秋冬全てを占めると考えています。

夏は聴覚で楽しんで欲しいです。蝉、雷雨、風鈴、打ち水、花火、扇風機、夏休みの子供たちの喧噪、冷房の室外機のうなる音、海の波、祭りばやし、真昼の吹奏楽部の練習。

音で感じる美しさ。

本日は昼頃から大学への用事があったため、数日前のごとく神保町を散策しました。その後、神保町から小川町に出ててから本郷通りを南下して、そのまま神田橋を通過し、大手町まで歩きました。

今回は勇気を振り絞り、友人に勧められたカフェへ冒険することができました。

お店の名前は神保町のミロンガ・ヌオーバ、裏路地にある小洒落たカフェです。本来はビールを提供しているそうですがご時世上...。また、店内ではタンゴが流れているそうで、(音楽は流れていたが私はタンゴについては詳しくないので分かりませんでした。)店内は落ち着いた雰囲気で、秘密基地を想起させる内装でした。本格的な勉強や集中するための利用より、落ち着いた場所で少数の人と会話を楽しむ、もしくは読書を楽しむ場所のように感じました。

私はアイスコーヒーとレアチーズケーキを頂きました。私は味音痴なので美味しいか、すごく美味しいくらいしか評価は出来ないのですが、すごく美味しかったです。

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レアチーズケーキは甘すぎず、固めな口当たり。いわゆる大人の甘味。個人的な意見ですが、コーヒーより紅茶の方が相性は良いかと。

コーヒーに関してはブラックコーヒーを飲むことが出来るようになったばかりのため、ケーキ以上にものの判別がつかないです。味はさっぱりとしていて、飲みやすい。後から確かな苦みを感じるものでした。

初めての来店だったのでそわそわしてしまい、完全に落ち着くことができなかったのですが、次回からは粋に浸れそうです。お堅いく分厚い哲学の書物でも持ち込んで、常連感でも醸し出してやろうか。

ところが私は自室か電車でしか集中できない人間なので、カフェでの勉学は身につきません。そう言う意味では、どうも、コスパのよい人間です。

つまりはここの場所は良かった。と同時に、自分では絶対にたどり着けない領域だったので勧めてくれた冒険心豊かな友人に感謝です。

新たな発見ですこし誇らしい気分でカフェを後にしました。気分が良いのでそのまま散歩してやろうと、目的地を大手町に設定し、颯爽と街まで繰り出しました。

途中の交差点にはアマビエの像?と沢山の風鈴が飾り付けられていました。

アマビエはいわゆる妖怪の一種で、コロナの疫病退散の御利益として信じられています。彼女最近神社でよく見かけます。

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それにしても風鈴は多すぎやしないか。風鈴は1つだからこそ、冷涼な風情を感じさせてくれる。なんだか我ながら頑固なおじさんみたいな意見だ。

大手町と言えば黒で統一がとれた近代的なオフィス街です。ふと視界に入ってしまったのですが、近くに併設されたコンビニの入り口正面の棚がエナジードリンク売り場となっているのを発見してしまいました。なかなかに闇が深い配置だ。偶然であって欲しいと願う。社会人の皆様、本当にお疲れ様です。

こうして私は大手町にたどり着き、ありの巣のような地下迷宮を辿って電車までありつき、無事帰宅することができました。

ところであなたは大瀧詠一の「君は天然色」という曲をご存じだろうか。

「この曲は今日のような夏の快晴にマッチする。海辺で聴くと尚よいだろう。」と思案していたのだが、「よく考えるとこの曲、冬のクリスマスに聴いても違和感ないのでは? もはや冬の楽曲なのでは? もしかして金麦のCMかアニメ『かくしごとの』に引っ張られて夏を思い描いていたのではなかろうか。」

もし、この曲を知っていた方はどちらの季節を想像して聴いていたか教えていただきたい。

私は夏では海辺、冬ではイルミネーションのイメージ。いつかこの曲の考察、というよりは自分の想像を語る場を作りたい。

気がついたら3:23分となっていたため早急に寝ます。


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