8/8 Day8 価値基準で人の行動は決まる
日記成分が薄かったので、前の日記から追記。
本日あいにくの雨だったのだが、18時頃に雨が止んだので、糖で蝕まれた重たく気怠い身体に鞭打って、散歩に出かけた。
徒歩で、ブックオフとニトリ、イオンを周遊した。
ブックオフは落ち着く。小学生の頃から通う、もはや実家だ。ブックオフでは古典や古めの名作を文庫本で安く買うことが出来るのでおすすめ。逆に、文庫の話題作やハードカバー、専門書、ビジネス書はネット通販か書店が良いです。私曰く「書店は俺の庭」
ところで最近とある病気を自覚した。金額置き換え病だ。
この病はあらゆる金額を1つの価値に置き換えて換算する病気のことでこれが重症化すると、必需品や高価なもの、必要な無駄遣い(旅行で一人だけ使う金額を気にしていたら、場が冷めるでしょ?)ができなくなり、いわゆる世界の狭い人間となってしまう。そう、私のことです。
私は、金額を本で換算する症状がある。例えば高めのカフェでメニューを見たとき、コーヒー800円だったとすると、ああ、文庫本新品一冊、中古2冊、中古100円8冊、青年漫画1刊、少年漫画約2刊...と考えてしまい、このコーヒーでは粘って1時間、文庫本なら4時間以上楽しめる。更に手元に残る!
と色々勘定しているうちに、馬鹿馬鹿しくなって購入を断念してしまう。分かっている。コーヒーと本は別物だ。
こうして私の世界は狭窄していく。私は山椒魚だ。頭がでかくなりすぎた。
閑話休題、次は通りすがったのでニトリでウィンドウショッピングしていた。手ぶらで閉店直前に入店する私は店員からすれば迷惑極まりない。
せっかくニトリへ訪れたのだから、新生活ごっこをして遊んだ。
と言っても新居に住むときに必要な家具や道具を優先度を1~5に分けて、自分の必需品を店内を巡って調べるという、独り立ちシミュレーションだ。
内容の結果はさておき、閉店が近づいたので店を後にし、イオンへ向かった。最早イオンは週4ペースで行っているので、特筆すべき事など見つけることは出来なかった。
1つ気になったのはイオンでは「レジゴー」なるシステムが導入されているらしい。買い物かご付近に陳列された、分厚いスマートフォンを利用することでレジを並ばずに決済ができるシステム。っぽい。詳しくは知らない。
しかし、人間というものは明確な苦がない限り、新しいことへ手を出すことをしない。新しいことを学ぶ苦が勝っているのだろう。話題性や真新しさもないので尚更である。つまりは「レジゴー」の端末は欠けることなく隊列をなしていたのだ。普及率は脅威の0%(私が見たとき)
「レジゴー」の存在と簡単さをアピールする宣伝力不足とコロナ禍という時期に端末を共用することが仇となっている。
「レジゴー」端末が完璧に揃っている状態を見て私は寂しさを覚えた。見向きもされないのにも関わらず、職務を全うし続けているペッパーくんの前を通り過ぎた気持ちに良く似たものを感じた。彼らが報われる日が来るのだろうか。
散歩の終盤に察知したのだが、今日はやけに30代前後の円満夫婦が多い。それもそのはず、今日は三連休中日である。どうぞ今後ともお幸せに。
今日はおしまい。