Ogidori

出版社や書店勤務の後、現在はフリーランスで、言葉に関して、むにむに考える仕事に従事中。ひとりで考えるのに疲れたら唐突に投稿します。中央線界隈によく出没。猫と鳥と卵料理が好き。趣味は銭湯巡りと洋服集め。年々ひとりでできるもんなことが増えてきたことが嬉しくも悲しくもある微妙な年頃

Ogidori

出版社や書店勤務の後、現在はフリーランスで、言葉に関して、むにむに考える仕事に従事中。ひとりで考えるのに疲れたら唐突に投稿します。中央線界隈によく出没。猫と鳥と卵料理が好き。趣味は銭湯巡りと洋服集め。年々ひとりでできるもんなことが増えてきたことが嬉しくも悲しくもある微妙な年頃

最近の記事

無職になりました

無職になって、4ヶ月が経つ。 正確には、フリーランスの常駐として入ってた職場を辞めて4ヶ月、 なんだかんだでいただいておった仕事がぷつりと途切れたのが、ここ2週間弱。 社会人になって15年以上、人生で初めて? ってくらいの長期の休みである。 仕事を探さなくちゃという気持ちは、常にあり、毎日、in●eedやら、リク●ビやらマ●ナビやらの求人サイト、あるいはフリーとして履歴書を送れそうな会社を勝手にピックアップして探したり見ていたりするが、体が全く動かない。 ここ数ヶ月で、や

    • デスクまわり@自宅

      • 焼きいもと自己肯定感

        日曜の昼間、家でだらだらしていると、焼き芋屋のコール(※個人的にそう呼んでいる)が聞こえた。 まさか。いま5月上旬だぞ…? と己の耳を疑いつつ、長年かけて身についた習性で、反射的に外に出て追いかける。 幸い、自宅のすぐ前に屋台がいた。 冬に、同じように石焼き芋コールを聞いて家を飛び出した際に、声は聞こえども姿が見えず、20分くらい近所を探し回った苦い記憶がある。 そのときは、つっかけ(死語か?)に、前髪をクリップ(文字通りのWクリップ)でとめ、パジャマに15年くらい前にティ

        • 地震こわい<マイフィギュアコレクション

          数時間前に、関東近辺に大きめの地震が来た。 築年数がなかなかの年代物の物件に住んでいるので、地震の際はけっこう揺れる。 震度3くらいでも、「おおぉ…」と生まれたての子鹿のようなポーズ、あるいは、ギックリ腰をやってまった60代の父のような体勢になりながら、揺れに耐える。 大体、まぁまぁ、なんとかなるだろうよ、さて、これが収まったら風呂にでも入るか、などと、悠長に構えてやり過ごすのだが、さっきのやつは、最初にバンっという音とともに建物自体に大きな衝撃が走った。 びっくりして、反

          コロナとハクウンボクと私

          ここ数ヶ月、ネットを見れば、コロナ関連のネガティブニュース&巣ごもり続きで(在宅仕事okなのは助かる)、盛大にメンタルがやられた。 同居人もなく、この東京砂漠にアラサー(四捨五入してギリ)女子ひとり。 最悪、自分ひとりが部屋でコロナで野垂れ死ぬのは致し方ないが、他人様に感染させるなど、人に迷惑をかける所業は躊躇われる。 部屋の片付け&模様替えと銘打って、軽めに身辺整理などをしつつ、なぜ私の住む区は10万円の支給申請がはよ始まらんのだろうかとか、家にずっといるだけなのになぜ

          コロナとハクウンボクと私

          領収の但し〜本屋哀歌(エレジー)〜

          子供のころから、本屋が好きだった。 地方在住だったので、名の知れた大型書店は私の住む街にはなかったけれど、かわりに街の本屋が数店舗あって、放課後にそれらをハシゴするのが、学生時代の唯一にして最大の楽しみだった。月の小遣いのほとんどが書籍代に消えた。 大人になっても日々の本屋通いは続いており、好きが高じて、一時は書店にも勤務した。毎日、大量の本に囲まれてると、本そのもののありがたみは薄れてきてしまうという、いま考えると勿体ない状態に陥ったりもしたけれど、まあ、3分の1世紀近

          領収の但し〜本屋哀歌(エレジー)〜

          OLみたいなこと

          フリーランスとして生きているが、週3、4日は会社に通うという、他人に「会社員ですか?」と聞かれたときに、説明するのが若干めんどくさい働き方をしている(説明しても9割くらいの確率で、ちょっとなに言ってるかわからんな…。ん?ていうか、これはふれないほうがよいやつだな…なんかすまん、という困惑の表情を浮かべられる)。 そんで、仕事柄のせいともいうのか、職場には、50代以上のおじさまがたいへん多い(注…比較的、働く人の年齢層が高い、日本語について、ひたすらむにむに考える仕事をしてい

          OLみたいなこと

          中央線のムーディ

          きっかけは、いつもの美容院に行けなかったことだった。 地元から都心の店へと移った美容師さんを、ここ半年ほど追いかけている。年のころは20代半ば(推定)、カットが上手で、全盛期の安室ちゃんリスペクトが全身から伝わってくる素敵女子・N嬢である。 コミュニケーションが不得手な人間にとって、美容院はひじょうに億劫だ。わたしの場合、髪型が気にくわないと自己肯定感はだだ下がり、コンビニの店員さんとすら、目を合わせるのが恐ろしくなってくる。だが、たとえそうなったとしても、いけ好かない美

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