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「志格差」の正体を知って、気持ちが少し楽になったアラフォーの話
こんにちは、OGIです。(アラフォーです。)
とある飲み会で、普段は仲が良い二人なのに、ふとしたことから、
将来の夢ややりたいこと(志)があって行動している人と、そうでない人が、ケンカになり仲裁したことがありました。
仲直りは成功したものの、なんとなくの後味の悪さがいやで、その気持ちを自分なりに解きほぐしたら、色々つながってきたので言葉にしてみることにしました。
「志格差」という呪い
私は数年前、企画職などを経験した後、キャリアアドバイザーとして様々な職種、年齢、雇用形態の方と延べ数千人の方と、キャリアプランについて対話してきました。
また志(将来成し遂げたいこと)をしっかり言語化して、発信し、応援し合うことを大事にしている大学院で学びました。遅くとも卒業までには志があって”当たり前”の数百人の多種多様な人がいるコミュニティに属していました。
そこでは、志(将来の夢、キャリアプラン、やりたいこと)を巡る多種多様な考え方、ステータス、すれ違いに接してきました。
・”志強者”の無意識のナイーブさ
・”志弱者”が自分で自分にかけている呪い
からくるすれ違いは、お互いの能力差とか人間性の優劣によるものではなく、ちょっとした考え方や誤解の払拭で、解きほぐせるものだったりします。
私自身も、”志弱者”となんちゃって”志強者”の間を行ったり来たりした経験から、こういったすれ違いや思い込みで苦しい思いをするのは勿体無いなという思いから、その辺を言葉にしてみたいと思います。
前提として、志がある方を素敵だと思いますし、それに向けて行動をリスクをとって続けている方は尚更です。
そして、志を醸成を支援しようとしている上述の大学院にも感謝しています。
ただ、今の時代ますます志があることの有利さが高まり、ないことへの焦りも募りやすく、結果として、「夢なんてないほうがいい」という極端な反動もあったりで、ちょっと分断や機会損失を感じることもあったりします。
もうちょっと、間をつなぐものがあってもいいと思うのです。
志があったほうが有利ってこと自体は否めない
「財産や肩書きよりストーリーがますます大事なのよ」、インタビューを生業にしているライターさん、雑誌やWEBメディアや動画のメディアで働く人たちと話していても、自分のやりたいことやこだわりを持って生きているキラキラは、ますます求められると口を揃えます。
アート思考も、個性教育も、就活の自己分析も面接も、「これからの時代は言われたことをやるだけでなく、内面から湧き出る自分の意志が重要なんだ」と私たちに未来を教えてくれます。
また、野球選手ほどでないにしても、早くからやりたいことや将来の夢が決まっていたら、そこに向けて努力を積み重ねられるから有利。
30代、40代でやりたいことを見つけて方向転換は勇気がいるなんてものではない。
何より「私はこうだ!こうなりたい!」というものがあると、精神衛生上も居心地がいい。他人に対しても説明がつくし、自分に対しても自信が持てる。海賊王になってどうするかはおいておいても、海賊王に俺はなるって言えればどんなにいいだろう。
そう、志はあったらそれは素敵なんです。
だからこそ、「私も持たなきゃ」となります。
だからこそ、志がわからないならいっそ「夢なんかいらない、今を生きる」って極端に振らないと気持ちを保てないっていう人もいました。
マイルドな志のススメ
それなら、「なかなか志が見つからない、苦しい」っていう思いを抱えている人が、無理やり志があるふりをしたり、劣等感を感じたり、忘れたふりをしてごまかして苦しくならないために、”選択肢の一つとして”「志のマイルド化」をオススメします。
過去話した方々や自分が苦しんだ経験から、原因になっている、5つのパターンの「志への思いこみ」と、そこへの対処法をまとめました。
マイルド化①:志は「仮説」でいい
(暫定万歳!変化は進化、一貫性の呪いは捨てなさい)
マイルド化②:志は「他人軸」で何がわるいの?
(自分の心からしたいことがわからなくても自分を責めない)
マイルド化③:志はWHATは不要、「HOW」でいい
(目的地も、羅針盤もなくても、美学があれば旅に出られる)
マイルド化④:志は持ってないと「経験が無駄」になる、なんてことはない
(メタで捉えて、掛け算すれば、経験は再定義できる)
マイルド化⑤:志に「サイズ」はないから、他人と比べられない
(大きいも小さいもないし、志を評価する権限は誰にもない)