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支援者は100の脳をもて

こんにちはオギーです。
うちの会社にも新入社員が入ってきました。
そのうちの一部は福祉業界での勤務経験がない人がいます。
経験があるなしのどちらもメリットデメリットはあるわけですが、新人育成の時に気をつけないといけないなぁと感じたことをまとめていきます。


・一つの場所でしか働けない人にしない
・かと思えば大枠で福祉を伝えない
・彼らの言葉や体で考えよう
・支援者は100の脳を持とう
・でも結局は1つの脳しかない
・だからこそ自分を愛そう

こんな流れで話していきたいと思います。

一つの場所でしか働けない人にしない

新入社員が入ってきたら、サービスを支える1人の支援員として戦力になって頑張ってほしい。
だから多くの現場ではまず運営の理念や支援の心構えや技術を伝えることになるかと思います。
そして多くの場合、新入社員の方は業務を覚えてこなそうと一生懸命になります。

そして3ヶ月もすれば、業務にも慣れてきます。
感じるより先に体が動くようになるかもしれません。

でも日々の業務をなんの疑問も持たずに働くようになると、その現場でしか働けない人になってしまいます。

かと思えば大枠で福祉を伝えない

そして慣れてくるとさまざまな課題が見えてきます。誰にでも気になることや思うことは出てきます。
そんな時に、そもそも福祉とはという大きな枠で福祉の理念を伝えることをしてしまいがちです。

確かに世界にはスタンダードな福祉の価値観があります。
それに則した支援を行うのは事業所として不可欠なことです。
でも大きな枠で地域生活の安定のためにとか総合的な支援とか言われてもピンときません。


彼らの言葉や体で考えよう

僕は少し偏った考えを持っているかもしれません。
でも自分の言葉で伝えようとするところを見ると違和感を感じてしまうことがあります。

嫌われる勇気の中で、共感とは相手の心や目や耳で感じる事だというような言葉がありました。

曖昧ですが僕の人生の中で鳴り響いてる言葉です。

目の前にいる人をどうしても自分の思い通りに動かしたいなんてエゴだと思っています。
問題行動があった時にみんな自分の言葉で理由や解決策を探している気がします。

支援者は100の脳を持とう

相手の脳で今起きていることを考える。
自分が行うアプローチに対して、
・該当の利用者さんにどのような影響が出るか
・周りにいる利用者さんにどんな影響が出るか
・さらにはほか支援者や保護者の人
・お出かけ中だったら全然知らない通行人はどう思うか

実際には自分の考えていることは自分にしかわからないから正解なんてものはそこにはないけど、そんなふうに物事を見ていたいと思っています。

でも結局は自分の脳1つしかないよ

100の脳を持とうと言ったけど実際には自分1人の脳しかあなたは関与できません。
だからいろんな人の脳で考えた上で、しっかりと自分で決めて行動するしかありません。

だからこそ自分を愛そう

愛とは相手から好ましい反応が返ってくるからわからないけれども勇気を持って一歩踏み出す能動的で生産的な行動らしいです。

僕にはまだ実際のところ分かってはいませんが、とても怖くて勇気がいることだと思います。

隣人愛の意味は
あなたの隣人をあなた自身を愛するみたいに愛しなさいよという意味らしい。

結局人は人をどうにかすることはできないけど、自分を大切にしつつ、人の心で人を感じる。
だけど正解なんかわからないから勇気を出して一歩ずつ近づいていこうって話だと思います。

技術や理念から入ると大きな方向性は揃うのかもしれないけれども、正解を求めるようになるんじゃないかなと思ったりしてるわけです。

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