【小川町・ときがわ町有機農業見学ツアー】観光案内所むすびめ/ときのこや/下里有機野菜(直売所)/霜里農場/分校カフェMOZART/有機野菜食堂 わらしべ
1月21日(日)に小川町とときがわ町の有機農業見学ツアーを開催しました!一緒に企画したのは、小川町の霜里農場にて研修後、さいたま市で新規就農した木曽農園さん。さいたま市で就農後も小川町の皆さんに愛され、繋がりの深い若手農家さんです。
そんな木曽さんと見学ツアーを企画することになったのは、さいたま市で開催された「さいたまOrganic City Fes.」におがわんマルシェを出店した際に、埼玉大学有機農業研究会の方にブースへお越しいただき、小川町の有機農業について学びたいとお声がけいただいたのがきっかけでした。
なので今回の参加者は、埼大有機農業研究会の方々を中心とした17名。他にもさいたま市の飲食店オーナーさん、川越の有機農家さん、有機農業に関心のある方などが集まりました!
行程
観光案内所むすびめ
小川町駅の向かいにある観光案内所むすびめ(青い建物が目印!)では、観光情報やパンフレットが用意されているのはもちろんのこと、小川町の有機農家さんによるお野菜や加工品の販売がされています。
スタッフの西さんにこれまでの歴史や、取り組みについてお話しいただきました。お話の途中でお米の納品に来られる農家さんとの交流も偶然あり、日常のむすびめらしさが伝わる時間でした◎
ときのこや
10年以上続く有機農家による週1回の直売所です。ときがわ町を中心に比企地域の農家さんが、自らの野菜を並べ、販売、運営しています。
季節の新鮮な野菜が並び、直接生産者に話しを聞くことができる場所で、多くの常連さんがいらっしゃるとのこと。開店前には野菜を求めるお客さんの長蛇の列が…!10時オープン前に行くことがオススメです。
とうふ工房わたなべ
小川町で大切に守り継がれる青山在来大豆を使ったお豆腐などをつくる、とうふ工房わたなべさん。地元の大豆を使って豆腐作りをすることで地元農家を応援する姿勢を大切にしている工房です。豆腐以外にも豆乳やおからドーナツ、アイスクリームなどを楽しむことができます!
平日土日関わらずお客さんが絶えない、人気店です。
下里有機野菜(無人直売所)
小川町の下里地区にある、有機農家さんによる無人の直売所。下里地区の有機農家さんの育てた季節の新鮮なお野菜が毎日並んでいます。ちょうど農家さんと居合わせて、直売所の始まりや、下里地区の天皇杯受賞の経緯についての話をお伺いすることができました。
小川町の下里地区は地域ぐるみで有機農業に取り組んでいることで、2010年に農林水産省の「村づくり部門」で天皇杯を受賞しています。
分校カフェMOZART
旧下里分校の用務員室をリノベーションした場所で、分校カフェMOZARTが営業しています。下里地区の有機農家さんのお野菜をたっぷり使ったランチプレートは、その日にあるお野菜でメニューが決まる日替わり方式。
その日の午前と午後でお惣菜の種類が変わることもあるので、いつ行っても美味しく飽きないご飯をいただくことができます!
霜里農場
木曽さんの研修先である霜里農場。小川町とその周辺地域の有機農家さんの多くは、霜里農場の研修を出ていたり、そこから独立した人の研修を受けており、小川町の有機農業を語るうえでは欠かせない場所といえます。
バイオガスプラントや薪ボイラー、踏込温床、循環型のトイレや家畜のことなど、霜里農場内で循環している取り組みを見て回りました。
小川町特産品販売所(上中)
廃校した中学校の跡地をリノベーションして複合施設としてオープンした「上中(ウエチュウ)」。その隣に小川町の和紙工芸品や、地酒、地元野菜を取り扱っている特産品販売所が併設されています。
今回の見学ツアーはここで一旦解散です。最後にみんなで丸くなってありがとうございましたの会をしました。
有機野菜食堂 わらしべ
見学ツアーの後は希望者で交流会を行いました♪ 会場は有機野菜食堂わらしべさん。小川町でお店を構えてなんと19年!
小川町の有機農家さんのお野菜や、平飼いの卵などを使ったお料理や、様々な人のつながりを感じられる手作り品や加工品、お野菜が並んでいます。小川町らしい「有機的なつながり」を感じられる、あたたかくて、居心地の良い場所です。
小川町、ときがわ町の農家さん、そしてその農産物を使った加工品や料理を提供するお店。有機的なつながりを改めて感じられる機会となりました!