見出し画像

目の愛護デー特集⑤黄斑円孔の治療法 〜手術で視力回復のチャンス〜

こんにちは。
『黄斑円孔と白内障 眼科手術体験記』の著者、小川なっちです。

10月10日の目の愛護デーまで、毎日、目に関する情報をお届けしていくシリーズの 5日目。
あなたの目の健康について、一緒に考えてみませんか?

今日は、黄斑円孔の治療法についてお話しします。


黄斑円孔の主な治療法

黄斑円孔の主な治療法は手術です。
具体的には「硝子体(ショウシタイ)手術」という方法が一般的です。

硝子体手術とは?

硝子体手術は、目の中にある硝子体(ショウシタイ)という透明なゼリー状の組織を取り除き、黄斑部の穴を閉じる手術です。
最新の技術では、20〜30分程度で終わる場合もあるそうです。

手術の流れ

  1. 局所麻酔を使用

  2. 目の中の硝子体を除去

  3. 黄斑部の膜を剥がす

  4. ガスを注入して穴を閉じる

手術後の注意点

手術後は、1〜2週間ほど顔を下に向けた姿勢(うつ伏せ)を保つ必要があります。
これは、注入したガスの力で穴を閉じるためです。

手術の成功率と視力回復

手術の成功率は比較的高く、90%以上とされています。
ただし、視力の回復度合いは個人差があり、症状の進行度合いや手術のタイミングによっても変わってきます。

早期発見・早期治療の重要性

黄斑円孔は、早期に発見して治療を始めるほど、視力回復の可能性が高くなります。
そのため、定期的な眼科検診が非常に重要です。

私は、51歳で黄斑円孔と診断され、53歳でこの手術を経験しました。
最初は不安でしたが、医師の丁寧な説明と適切な処置のおかげで、視力を取り戻すことができました。
手術は怖いものではありません。
むしろ、視力を守るための大切なチャンスだと思います。

手術から2週間後のエピソード

黄斑円孔の手術を受けた後、会社を2週間休みました。
休みが明けて出社すると、同僚からは質問の嵐でした。
「目の手術をしたんだって?」
「目の手術って、コワいんでしょう?」
「手術の間、目は見えるの?」
「局所麻酔だと、周りの様子が全部わかるんでしょう?」
「手術中は、どんな様子だったの?」
「手術は、何が一番、痛かった?」
「目の手術をする人が周りで増えているんだけど、どんな病気?」

以前は目の病気の話をしたことがなかった人達からも、いろいろなことを聞かれました。
目の病気に関心がある人が周りにたくさんいたことに驚きました。

体験記のご紹介

黄斑円孔になって手術を受けた私の体験記を2020年に出版しました。
病気の発見、入院・手術、術後 2年9カ月の状況まで。
【電子書籍】と【紙の本】があります。

電子書籍 は、スマホに Kindle のアプリを入れれば、スマホで読めます。
・Amazon Unlimited対象で、月額会員の方はダウンロード無料
・Amazonの「眼科学」部門で120週連続1位、ベストセラー1位獲得
・海外でも上位にランクイン
・読者様からの評価・レビュー 100件以上

紙の本(ペーパーバック版)はこちらです。
・「目が悪くて電子書籍が読めないから、紙の本で読みたい」と読者様からリクエストをいただき作成
・文字が大きめで読みやすい、軽くて持ちやすい、と好評
・国立国会図書館でもお読みいただけます

また、noteクリエイターで「Kindle図書館」の館長「よっちゃん」さんが、私と私の本を紹介してくださっています。

明日は、私の手術体験から、入院が決まって入院する当日までの準備についてお話しします。
お楽しみに!


いいなと思ったら応援しよう!

小川なっち@Kindle出版サポート9年目/ペーパーバック作成、国会図書館への納本まで
よろしければサポートをお願いします! いただいたサポートは、より良い記事のための活動費に使わせていただきます😊