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「農業」が日本の未来をつくる。料理人は農業と手を組んで世界に羽ばたく。

日本の未来は「農業」に託される。だから、僕ら日本人料理人にも使命がある。

今後、市場がどんどん伸びると言われている業界の一つに「農業」がある。
「えっ?農業が??今さら一次産業かよ?」って思うかもしれない。確かに、田舎に行くと耕作放棄地だらけだし、1960年には1500万人いた農家も2025年には50万人まで減ると言われている。データを見る限り、農業に未来があるとは思えない。

でも、世界の市場はどんどん拡大している。日本は少子化で人口が減り続けているが、世界の人口は増え続けている。さらに牛のゲップのメタンガスが環境問題になり、プラントベースや代替肉に注目が集まっている。農業はテクノロジーとの相性が抜群で、アグノテック(「Agriculture Technology」の略語)という言葉があるようにAIをはじめとした最新テクノロジーによる省人化が可能だ。

だから、世界に誇れる日本の農業、農産物は、今後「輸出」によって伸びていくだろう。

僕たち料理人は、この高品質な農産物を使って、世界中に日本の食文化や料理技術を広める使命がある。世界で尊敬される日本食だけでなく、僕たちが作り出すあらゆる料理は、世界のどの市場でも通用すると思う。この信念を胸に、僕たちは農業と手を取り合って、日本の農業と共に世界に羽ばたくべきではないだろうか。

僕は、地方創生シェフとして日本中を駆け巡る中で、たくさんの農家さんと知り合うことができる。だから、彼らのような素晴らしい農家のみなさんと協力しながら、新たなレストランのあり方を模索しています。

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