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年少になる娘についつい進級準備させてたみたい

娘の保育園の担任の先生、若くて元気で、すごく好き。

晴れていればストイックなほどに毎日外に出ては、「今日は40分歩きました」「神社で遊びました」と。夏は水遊びか外遊び。冬も雪でなければ外でかくれんぼ、お散歩、お庭遊び。

1人でも大変な2〜3歳をいっぱい引き連れて。すごすぎる。月1でくれるお便りからも、しっかり子どもたちと関わってくれているのが伝わってくる。

最近は「年少さんへの進級に向けて」というおしらせが増えてきた。園服は変わるしお部屋も変わる。もしかしたらお友達も少し変わる。

自分のことは自分でできるように、と毎日促してくれているらしい。朝行ったらリュックからタオルなどを出して自分でしまう。遊んだら自分たちでお片付け。帰りにはタオルを畳んで自分のものを集めてリュックに入れるそうな。

ほんとにー?!

家でも声かけて本人にやらせてあげてくださいとある。行きの荷物を詰めるよう、帰ったら出すよう言ってみるが、やるのは10回に1〜2回。

一時期ウキウキと自分でやってた着替えも「おかぁさんがやってぇーー」とヘナヘナしだれかかっている日が多い。保育園でも「せんせぇがやってぇーー」って言ってるんかしら?

園ではさらに、箸の練習を始めたとか!しかも補助のついてないやつ!そんなことが可能なのか?すごすぎ!!


最近娘の機嫌が悪い。下の子が生まれるからか…?と思っていたけど、ふと、気づいた。
進級することへの緊張やプレッシャーもあるのかもしれない。

そんな急に、自分がやらないといけないことのレベルが上がったら、困惑するよね。


私は子どもが保育園に行くまで、「進級準備」ってなんやねんと思っていた。

小学生になるために年長さんでやっておかなきゃいけないこと、多くないか?ひらがなや数字・アルファベット分かってないとダメなの?それを、それをこそ1年生で勉強するんではなくて??

他にもずっと座ってることとか、集中力とか?年長さんの最後の数ヶ月は「小学生の練習」で埋まってしまうなあ、それができないことがそんなに恥ずかしいことなんかなあ、とボンヤリ思っていた。(お受験する方はそんなこと言ってる場合じゃないですよね、呑気ですみません)

中学に上がるには中学準備、高校に上がるには高校準備。高3はほぼ大学受験のため。それで就活の準備して現役で就職決めて…

順調にそのルートに乗ってきた私、学業や学校生活がオトナになってからの実生活に活きたという実感があまりない。

学業や学校生活がオトナになってからの実生活に活きたという実感があまりない。

学んだことと関係ない仕事して、今やその仕事も辞めちゃった。

もっと「あのころしかできなかったこと」をすれば良かったと思う。ズル休みしたっていいし、親元離れてキャンプでも留学でも挑戦すればいいし、田舎の山奥にこもってないで学外の友達もいっぱいできたらよかった。

規則に合わせるばかりじゃなくて、やらなきゃいけないことと自分のやりたいことの折り合いをつけるとか、周りより自分の機嫌を大事にするやり方も覚えるとか、そもそも本当に好きなことを見つけるとか。
そういうのをトライ&エラーできたら良かったんじゃないかと思う。

何が言いたかったかって、漠然とそんな考えだった私なのに、娘に「もうすぐ年少さんだねぇ、できるだけ自分でやってね」と無意識に言ってたことにビックリしたのだ。
おや、言ってることとやってること違うね!

たしかに自分のことはできたほうが絶対にいい。大人は先に無言で手を出さず、一瞬待つ。娘が「やってー」と言ってきたら突っぱねずやる(面倒だけど)。そのスタンスは今までもこれからも変わらない。

でもそれ、未満児さんも年少も、3歳も4歳も関係ない。なんもできなくたってちゃんと年少さんには進級するから。担任の先生ごめんなさいかもしれないけど。うちの子は多分外では周りをよく見ててイイコやってるからきっと大丈夫。

いいんだよ。きみはきみのままで。
年少になってしばらくしたら慣れてきて、勝手に年少のきみになるよ。

娘のステップではなく、大人が決めた時期で要求を急に上げ、できることへのフィードバックが減ってたな、と反省した。

家はいっぱい甘えて、いっぱいダラダラして、いっぱい安心できる場所にしたい。この冬も、次の春も。

あと、弟が生まれても娘への大好きは少しも減らないし変わらないって、言葉にして何度も伝えよう。どんなきみだって大好きなんだから。






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おがわ みずほ
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