小川貢一(Ogawa Koichi)

(株)TBSグロウディア 社長室ビジネス戦略部 映像含めたエンタテインメントの未来はどうなるのか?年齢を重ねつつも、どうやって自分をアップデートしていくのか? 思考と実行の繰り返しの日々です!月数冊ですがビジネス書を読んでますので、その感想文を書いていきます。

小川貢一(Ogawa Koichi)

(株)TBSグロウディア 社長室ビジネス戦略部 映像含めたエンタテインメントの未来はどうなるのか?年齢を重ねつつも、どうやって自分をアップデートしていくのか? 思考と実行の繰り返しの日々です!月数冊ですがビジネス書を読んでますので、その感想文を書いていきます。

最近の記事

書籍【ワークマン式「しない経営」】読了

https://booklog.jp/users/ogawakoichi/archives/1/B08G8V2D64 ◎タイトル:ワークマン式「しない経営」4000億円の空白市場を切り拓いた秘密 ◎著者:土屋 哲雄 ◎出版社:早川書房 ニッチ市場を愚直に攻めて磨き続けた。そして、新たな金脈や勝ち筋を見つけ出したのだから、本当にすごい。 「どこの市場を、どうやって攻めるか」を徹底的に考えるのは、どこの企業でも当たり前にやっていることだ。 しかしながら、もし空白地帯を見つけた

    • 書籍【2030-世界の大変化を「水平思考」で展望する】読了

      https://booklog.jp/users/ogawakoichi/archives/1/B096ZTX92H ◎タイトル:2030-世界の大変化を「水平思考」で展望する ◎著者:マウロ・ギレン、江口泰子(訳) ◎出版社:早川書房 本書の主題は、これから起きる「大変化」に対し「水平的に思考せよ」という指摘。本当に我々はできるのか。 まずはファクトを認識し、そこから「次どうなるのか?」を推論し、具体的に自分自身が行動していくということ。 そういう意味で、本書の論調は、

      • 書籍【ニュースのなぜは地政学に学べ~日本人が知らない57の疑問】読了

        https://booklog.jp/users/ogawakoichi/archives/1/B0BY7WQSFY ◎タイトル:ニュースのなぜは地政学に学べ 日本人が知らない57の疑問 ◎著者:茂木誠 ◎出版社:SB新書 各種報道を聞いても、その背景にあるものや、歴史を分かっていないと、内容の理解が深まらない場合が多い。 ロシア-ウクライナの関係は、ニュースで報道されている、戦場での一進一退に注目されがちだが、実際は歴史上の因縁が根深く、近隣諸国とのそれこそ地政学的関係

        • 書籍【エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」】読了

          https://booklog.jp/users/ogawakoichi/archives/1/B0C9CF55J6 ◎タイトル:エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」 ◎著者:吉田満梨、中村龍太 ◎出版社:ダイヤモンド社 これだけ不確実な社会だから、いくら綿密に考えても計画通りにはいかない。まずは手持ちの駒でスタートせよ。 これについては、非常に納得。 会社にいると、どうしても失敗したくないためか、慎重になってしまう。 考え過ぎて考え過ぎて、最初の

          書籍【生きることの豊かさを見つけるための哲学】読了

          https://booklog.jp/users/ogawakoichi/archives/1/4798701742 ◎タイトル:生きることの豊かさを見つけるための哲学 ◎著者:齋藤孝 ◎出版社:トランスビュー 人間は身体があるからこそ、様々な思考が高度化している、という点には大いに賛同する。 AIの進化は凄まじいが、まだAIは肉体を手に入れていない。 AIとロボットが融合して肉体を手に入れたら、進化のスピードは凄まじくなっていくだろう。 しかし、人間ほど優れたセンサーを

          書籍【生きることの豊かさを見つけるための哲学】読了

          書籍【スティーブ・ジョブズ 世界を興奮させる組織のつくり方】読了

          https://booklog.jp/users/ogawakoichi/archives/1/B07HC8CRWV ◎タイトル:スティーブ・ジョブズ 世界を興奮させる組織のつくり方 ◎著者:桑原晃弥 ◎出版社:朝日新聞出版 ジョブズ氏が世界を変えたのは事実だが、たった1人で成し遂げた訳ではない。どうやって仲間と実現したのか。 伝記などではどうしても「ジョブズがすごい」という切り口で話が進むために、ジョブズ氏が考えていた組織論までに話が及ばなかった。 そういう意味では、切

          書籍【スティーブ・ジョブズ 世界を興奮させる組織のつくり方】読了

          書籍【TECHNOKING イーロン・マスク-奇跡を呼び込む光速経営-】読了

          https://booklog.jp/users/ogawakoichi/archives/1/B099M9BJDY ◎タイトル:TECHNOKING イーロン・マスク 奇跡を呼び込む光速経営 ◎著者:竹内一正 ◎出版社:朝日新聞出版 イーロン・マスク氏に関する本は、過去にも読んでいるが、本書は「より、事業寄り」な解説がなされていた。 技術的な話というよりも、課題に対して現場に泊まり込んででも解決するという気合と根性の話。 本書を読むと、彼が「単なる空想家」だとは到底思え

          書籍【TECHNOKING イーロン・マスク-奇跡を呼び込む光速経営-】読了

          書籍【人類はこうして戦争をやめることができる】読了

          https://booklog.jp/users/ogawakoichi/archives/1/4344938186 ◎タイトル:人類はこうして戦争をやめることができる ◎著者:本田幸雄 ◎出版社:幻冬舎ルネッサンス新書 世界から戦争を無くすことは本当にできるのだろうか。日本は第二次大戦終結後、一度も戦争を行っていない。 それは日本が平和を目指す素晴らしい国家だから、ということでは決してない。 たまたま、日本を攻める国がなかったから。ただそれだけだ。 もちろん攻められない

          書籍【人類はこうして戦争をやめることができる】読了

          書籍【CREATIVE DECISION MAKING 意思決定の地図とコンパス】読了

          https://booklog.jp/users/ogawakoichi/archives/1/4908148236 ◎タイトル:CREATIVE DECISION MAKING 意思決定の地図とコンパス ◎著者:田村洋一 ◎出版社:Evolving 「創造的意思決定」とは、よく考えると確かに奥が深い。普段我々は一日の中で、何回意思決定しているのか。 そんなことを考えたこともなかったが、ケンブリッジ大学Barbara Sahakian教授の研究によると、人は1日に最大35

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          書籍【半導体有事】読了

          https://booklog.jp/users/ogawakoichi/archives/1/B0C2PJWJ9X ◎タイトル:半導体有事 ◎著者:湯之上 隆 ◎出版社:文春新書 「それぞれの人が、それぞれ勝手な解釈をして、上っ面の議論をしているだけのように見える」 筆者の悲痛な叫びがダイレクトに伝わってくる。 私自身も、本当に身近でよく見る事例だ。 正しく理解していない人が、浅い知識のままで勝手な解釈をする。 浅いから、もちろん上っ面の議論にしかならない。 これは本当

          書籍【半導体有事】読了

          書籍【シャオミ(Xiaomi) 世界最速1兆円IT企業の戦略】読了

          https://booklog.jp/users/ogawakoichi/archives/1/4799317253 ◎タイトル:シャオミ(Xiaomi) 世界最速1兆円IT企業の戦略 ◎著者:陳 潤、永井麻生子(訳) ◎出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン シャオミという企業についても、その戦略についても、CEOの雷軍という人についても、全く知らなかった。 これだけ情報が溢れている時代。 自ら得ようと思えば、ほとんどの情報にアクセスが可能だろう。 しかし、そもそも知

          書籍【シャオミ(Xiaomi) 世界最速1兆円IT企業の戦略】読了

          書籍【戦わない採用~人材獲得競争時代の「リファラル採用」のすべて】読了

          https://booklog.jp/users/ogawakoichi/archives/1/B0BZCDZRCL ◎タイトル:戦わない採用~人材獲得競争時代の「リファラル採用」のすべて ◎著者:鈴木貴史 ◎出版社:日本能率協会マネジメントセンター 採用は大変な競争環境になっている。過去のやり方では採用ができなくなっており、発想を変える必要がある。 労働人口が減少しているから当然であるし、少子化の影響で毎年社会人として出てくる人数も減少しているのだから、厳しくなっていく

          書籍【戦わない採用~人材獲得競争時代の「リファラル採用」のすべて】読了

          書籍【「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?】読了

          https://booklog.jp/users/ogawakoichi/archives/1/B0CXY1CGW2 ◎タイトル:「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? ◎著者:今井むつみ ◎出版社:日経BP こちらの伝えたいことが伝わらないだけでなく、おそらく相手が伝えたいことも、私に伝わっていないのだろう。 「何回説明しても伝わらない」ことは、本当に恐ろしい。 仕事では常に付きまとっている、大きな課題だ。 ここで言っている「コミュニケーション」とは、あくまでも

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          書籍【民主主義とは何か】読了

          https://booklog.jp/users/ogawakoichi/archives/1/B08L3JY5B2 ◎タイトル:民主主義とは何か ◎著者:宇野重規 ◎出版社:講談社現代新書 「民主主義」の基本的な事項を、過不足なく一つ一つ書き記すことが目的とのこと。ものすごく勉強になった。 著者の主張については、はじめと終わりに記載があるが、中盤は基本的な民主主義の解説である。 それゆえに、歴史の教科書ではバラバラに取得していた知識が、一本の串で刺されたような感じ。 歴

          書籍【民主主義とは何か】読了

          書籍【インターネットのカタチ~もろさが織り成す粘り強い世界】読了

          https://booklog.jp/users/ogawakoichi/archives/1/4274068242 ◎タイトル:インターネットのカタチ~もろさが織り成す粘り強い世界 ◎著者:あきみち、空閑洋平 ◎出版社:オーム社 改めてインターネットの仕組みについて知りたくなったところで、古本で見つけたために購入。 2011年発行なので、相当に古いと思うが、技術というのは連綿と積み重なっているものだから、きっと基本的な部分は今でも変わらない部分が多いだろう。 私自身は総

          書籍【インターネットのカタチ~もろさが織り成す粘り強い世界】読了

          書籍【教養として学んでおきたい哲学】読了

          https://booklog.jp/users/ogawakoichi/archives/1/B07T7VZCHC ◎タイトル:教養として学んでおきたい哲学 ◎著者:岡本裕一朗 ◎出版社:マイナビ新書 これからの時代、益々「考えること」が重要になってくる。「知を愛する」まさに「哲学」のことではないか。 フィロソフィー(Philosophy)とは、ギリシア語の「philosophia」であり、philo-「愛する」+ sophia「知識、知恵」から成り立っているとのこと。

          書籍【教養として学んでおきたい哲学】読了