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【読書記録】レーエンデ国物語 年表
この夏、大人向けファンタジー『レーエンデ国物語』を読みました。
全5巻の作品。4巻まで発売。5巻も2024年に発売予定ですが、発売日は未定のよ上。
最終巻を読むにはもう少し時間がかかりそうなので、備忘録。ネタバレ含みます。
あらすじ
神の声を聞くライヒ・イジョルニが戦乱の世を平定。聖イジョルニ帝国を法皇領と12の州に分割。
そのいずれにも属さない『呪われた土地』と呼ばれるレーエンデ。古代樹や泡虫、銀呪病など、特殊な風土を持つレーエンデ。ウル族、ティコ族、ノイエ族。それぞれ、文化、気質の異なる民族が住まう。
肌の色や髪の色が異なるイジョルニ人とレーエンデ人。扱うテーマは、人種差別、歴史問題、正義、教育、家族愛etc...壮大です。
発売日
1巻:2023年6月14日
2巻:『月と太陽』2023年8月9日
3巻:『喝采か沈黙か』2023年10月18日
4巻:『夜明け前』2024年4月17日
1巻を図書館で予約したら約5ヶ月待ち!
市内に2冊しかなく、20人待ちだったのでやむなしとはいえ、人気ですね。
2〜4巻は、数日待ちで借りられたので、それほど時間を空けずに読破できました。
以下、ネタバレを含みます。
ファンタジーですが、1巻毎に、時代が変わり、主人公も変わります。いずれも『革命の話をしよう』から始まるレーエンデ国ができるまでの歴史物語です。
1巻が全てのはじまり。4巻まで読むと『序章』だったことがわかります。
2巻 月と太陽 プロローグ
神の御子の誕生を境に、法皇庁の聖都がシャイアから、レーエンデの『ノイエレニエ』に移り、レーエンデが法皇庁に支配されるように。
シュライヴァ州首長が中心となり、8つの州から成る『北イジョルニ合衆国』を設立。『レーエンデに自由を』とスローガンに掲げ、100年戦争が始まる。
年表(聖イジョルニ暦)
522年2月10日 ユリア・シュライヴァ誕生
542年4月14日 創造神の御子誕生
674年 レーエンデの叛乱
初代法皇帝エドアルド・ダンブロシオ即位
100年戦争終結
674年12月16日 テッサ・ダール死去
775年4月15日 リーアン、アーロウ誕生
800年4月15日 アーロウ・ランベール死去
835年 リーアン・ランベール死去
888年8月8日 レオナルド・ペスタロッチ誕生
900年13月15日 ルクレツィア誕生
916年1月10日 帝国が合衆国に宣戦布告
918年13月15日 ルクレツィア死去
『独立国家』が成るまでの困難の道、全てを持つはずの法皇帝の苦悩が生々しく描かれています。物語なんだから、もっと皆が幸せになる道もあったはずなのに、と思ってしまうほど。
どんな結末が待っているのか。最後の1冊が待ち遠しいです!