【ご参考】ベンチャー企業相談【問診票&自己診断シート】
■ベンチャー企業が「体が動かない」「風邪かな」と思ったら病院の受付で書く「問診票」のようなもの。気づきとしての「自己診断」にも使えます
VCはある意味、コーチであり医者のようなものだと思っています。表記のシートは、起業家とのカベ打ち相談、投資先のハンズオンの相談の時に使っています。一言にカベ打ちや相談とっても、実に様々なステージ、段階の方々がいて、創業間もない起業家や、そろそろ資金調達を考えている起業家チーム、もしくは投資後のハンズオン支援の際に、「何を悩んでおられるかポイントをお互い理解する」ため、相談にのる際に使っているシートです。
病気の場合、病院でのお医者さんも、受付で問診票書きますよね。質問にチェックしていって詳細を書き込む、アレです。皆さん、医者がヤブだったら、設備がなかったら、薬がなかったら等々で生死にかかわるのは昨今の状況でおわかりかと。また、日々の健康状態を考えるように、うまく経営がいっていたとしても気づきとしての自己診断にも使えます。
特色としては、実は起業間もない方から既にVCから資金調達をした方まで両方のシーンに使えるように、やや広範囲なチェックシートになっています。一旦このシートで広く俯瞰して見れた上で、絞り込んで大事なことを優先順位をつけ時間軸をイメージしていくことで、起業家も頭が整理できるものになっています。何しろ、特にCEOなど経営陣は山ほど考えることとやることがあって、頭パンクしますから、一旦整理できると気持ちが(少し)楽になると思います。
以前使っていたものを最近新しくして最近シードで投資した先にもこれを基に、今後どうするかマイルストーンごとに相談している最中です。細かく無意味につつくマイクロマネジメントで全部やるのではなく、大事なものだけを共通認識し、方向性だけアドバイスして自立して頂くのを見守るParentingを心掛けています。
■シートを使うシーン
ご相談頂く時か事前に、ざっくりどこが相談ポイントか、このシートを見ながらディスカッションしてカベ打ちし、「そうだよね、やっぱりそこですか。みんな悩むところですね。それはこうしたらどうでしょう」的な会話になっていきます。全体像も見ながら個別相談して、全体像に戻る。行きつ戻りつかと。
尚、実際は、もちろん、極めて個別や端的な相談もきます。特に起業間もない方は「要は僕らイケてますかね?」「このプレゼン資料はVCに刺さりますか?」とか笑聞きたいですよね。→そういうご相談も乗っています笑。但し、ビジネスアイデアだけ判断するのは危険です。創業チームが良いか等、足腰が強いか、地力があるチームが勝ち残るので、アイデア一発でイケていても組織にならなければ全く実現できませんので。むしろ、海外のトレンドや競合先、過去の成功事例などを議論してから、建設的な議論になることが多いですかね。
■各論詳細に入る場合は、これ↓下記の以前の記事も使いながらご相談にのってますので是非ご参照ください。
病院でいうところの問診票を基に、次は診断ということですね。その診断の際にもプロセスごとに何をすべきか、下記記事でヒントを記載しています。↓シードアーリー起業したてほやほやの方は、下記の第1回を中心に。VCの調達前もしくは一度調達後に再度資金調達という方は、第2回を中心にご覧ください。
■改めて6分類にした意味
要はリーン・スタートアップもこなした上で、それを結実させるためには、他にも大事なことがあり、この6つをこなしていく必要があるということ。
■投資先での利用シーンのイメージ
投資先には、タイミングを見てお互いの状況を整理し、マイルストーン・時間軸にに沿って何をするか、ざっくり擦り合せていくことが多いです。
■参考図書 特に経営陣やコアメンバー向け
色々その場に応じて推薦図書や情報をお渡しして、共通の知識ですすめるようにしています。他にも色々ありますが、下記は最近シードの投資先のひとつにお渡ししたメモです。やはり企業経営自体が初めての方もおられるので、自立して勉強して頂く必要もあります。
■カベ打ち、相談はいつでもどうぞ!!FB、TwitterのDMなどでご連絡を頂けるといつでも対応します!!
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