【目印を見つけるノート】67. アルペジオのあめ玉
きのうは、救急車の音が3回聞こえました。
さて、実はちょっとたて込んで来ています。かちかち山というのがもっとも適切な言葉です(苦笑)。
決してお茶を濁すわけではないのですが、しばらく短編小説をメインに載せようかと思います。濁していますか。
短編小説(現代の)はアルファポリスのほうで出しているのですが、そこからいくつか引っ張ってきます。重複しても大丈夫なようなのと、現在エントリー中の賞レースとは別になりますので、お目通しいただくのに差し障りはないかと思います。
パイロット版というイメージです。
ただ、冠は変えた方がいいのかなと思いますので、【目印を見つけるノート】ではなくて、【短編小説をひとひら】タイトル~というようにいたします。
そうですね、10日ぐらいそれでふわふわと漂わせていただけますと幸いです。
【目印を見つけるノート】はその間、規模を縮小して続けるつもりです。
10日ぐらいかなと思いますので、よろしくお願いします。
さっそく今日からはじめます。
でもそうしますと……1日に2本出すことになるようで……そちらの方が難儀かもしれませんね。
⚫懺悔します
直近でライブを見に行ったのは少し前のことになります。世界中の人がそうであるように。
私はそこつものなので当日のチケット受け取り時間を勘違いして、本来の時間の1時間半前に行ってしまいました。ばかだなあ。
階段を上がると、当然ライブハウスの外には誰もいませんでした。私はその時点で事態を把握していません。はじめてのライブハウスなので、勝手も分かりません。
でもそんなオロオロは一瞬で吹き飛びました。
息が止まりました。
ギターのアルペジオの音が、ドラムとベースの音が聞こえてきたのです。
ひとつひとつの音を流さずに、走らせずに、断ち切らずに、鐘の音のように響かせるアルペジオの音……。
大好きな音。
リハーサルをされていたのです。
私は少しだけ放心したようになって、はっとして、扉を恐る恐る開けて、お店の人にチケットのことを尋ねました。そこではじめて自分が勘違いしていることに気づいて、
「ぎゃー、恥ずかし過ぎる」と心の中で叫んで、そっと出直すことにしました。
階段を下りながら、かすかに聴こえるリハーサルの音に後ろ髪を思い切り引かれつつ、その場を去ったのでした。
ごめんなさい。少し聴いてしまって。
懺悔します。
あれは、
「しばらくライブを見るのはお預けになるから、これで我慢しなさいね」という、天からのあめ玉だったのかなとも思います。
子どもが予防接種を我慢して受けたときに、お医者さんがシールをくれたりします。そんな感じです。
私はお子さまだということでしょうか(苦笑)。
でも、あめ玉を頬張って待っています。
このようなアルペジオの「音」が、私は大好きです。たとえばオーティス・レディングの『I've Got Dreams To Remember』のような。
⚫お籠りクラフトとばら
赤いものが無性に作りたくなりました。
赤い口紅が塗りたくてウズウズしているのと似ているのでしょうか。
とりあえずイヤリングをふたくみ。
ばらのつぼみは積みました。
いい匂いです。この葉っぱはどうしたものか。
それではまた、ごひいきに。
おがたさわ
(尾方佐羽)
追伸 ピピピと来て『プロ野球チップス』を2つ買ってみました。どうでしょう。6月19日の開幕が楽しみですね。