【目印を見つけるノート】129. ずっとたいせつにしつづけること
きのう午前のnoteで福山雅治さんの『クスノキ』という曲のことを書きましたが、福山さんが『KUSUNOKIプロジェクト』という取り組みをされていることを、昨晩知りました。8日にアナウンスされたのですね。
被爆樹木を剪定した枝をキーホルダーなどにして販売し、収益を被爆樹木の保護活動に寄付するそうです。詳しくは記事を参照ください。
https://www.chunichi.co.jp/article/102002
プロジェクトのことを存じ上げないで『クスノキ』を引用させていただきましたが、福山さんが取り組まれることには、まったく驚きませんでした。
存じなかったですが、趣旨はたまたま、おおむね合っているようで、よかったです。
「つなげる」ことの大切さを改めて感じています。
この場合、「つながる」ではないようです。
他動詞と自動詞でしょうか。
⚫リペア、リメイク、レストア
きのうは10年ぐらい置いて腐食してしまったバレッタ(髪留め)の手当てをしていました。
パレッタ部分のほうはもうメッキがアウトでしたので、飾り部分を残すことにして、切り離しました。そして、中性洗剤を薄めた液を含ませた綿棒と糸ようじで飾り部分をよく拭きました。きれいになったので、よかったです。
裏側のメッキも落ちておらず、まだまだ転用できそう。あとはやすりでバレッタと接着していた部分を整えれば、ネックレスにでもブローチにでもできそうです。飾りの花びら部分が2片取れているので、そこには何かはめられないかと思案中です。
このようなリメイク、修理は自分のものではたまにします。
だから実は、あまり手元に置かないようにしたい。それだけのお世話はできないので。
未使用でも経年劣化はあります。メッキしているものはやはり剥がれます。銀は使えば黒ずんでしまいます。同様に錆や緑青も出ます。緑青はやっかいですね。
おかげさまで今はほとんど緑青を出すことはなくなりました。
金属の材質としてはステンレス、メッキならロジウムがいいなと思いますが(金やプラチナ材料は買えません)、すべてにそうするわけにもいきません。
さて、リペアになりますが、
ピンつなぎのものは必要な部分や留具を変えます。糸やテグスのものは替えます。真珠の糸替えはしたことがないですが、じきにトライしてみます。できることはしようかなという感じです。
今、アンティークアクセサリーとハイジュエリーを、勉強として、取りつかれたように見ていますけれど、アンティークは残念なコンディションのものも見られますね。それで値段が低くなっていたりして。
「ああ、何とかしたい!」と叫びます。
レストアすれば見違えるようになるのに。
でもレストアすると、価値が下がるんだろうな……原型ではないから。
「できれば残念になる前に手を打ってほしいな」とため息。アンティークは細工が細かいので、お手入れも手間がかかるのですが。
⚫たいせつにするのは
こう書くとさぞかしものを大切にする、折り目正しい人だと思われるかもしれませんが、真逆に近いとだけお知らせしておきましょう。
人生の節目節目で、ほとんど捨てたり置いてきたり預けたりしてきました。散らかしますが、取捨選択を含め荷詰めは得意かも。アンビバレンツ。
ものはいつか手から離れると思っているので、大切にしようとするのかもしれないですね。
ですので、
物持ちがいい方をいつも驚嘆して拝見しています。
何十年も前にプレゼントしたものを使い続けてくださっているかたがいらっしゃいます。消耗品ですからさすがに経年劣化しています。「もうお役御免にしてくれてもいいのに」と思いつつ、見つけるたびに胸がいっぱいになるのです。
嬉しい。
たいせつにしたいと思います。
⚫お籠りクラフトとばら
きょうはこども的なものと大人的なものです。イヤリング2点。
マーガレットのモチーフにガラス玉とシェル。
シャーベットオレンジに、三角パーツ。
どこかしらひねってしまう感じがよく出ています。
今はわれながらものすごい勢いで、コスチュームジュエリーやハイジュエリーを見まくっています。
アクセサリー作りのこの項目もまるまる4カ月になりました。数えてはいませんがもろもろで150点は越えたと思います。
150作ってようやく、「何かもっと、これというもの」を手がけてみたくなりました。
このコーナーは続くと思いますが、パワーアップしていきたいなと。このようなイメージのアクセサリー、作ってみたいですね。
ばらも、うちに来て3カ月になりました。日除けしていますが、なっていないかも。
それではまた、ごひいきに。
おがたさわ
(尾方佐羽)
追伸 人は取り替えが効かないものです。みなさまどうかおからだおだいじに。たいせつな人をおだいじに。
『Nothing Compares 2 U』Sinéad O’Connor
あなたのかわりなんていないです。