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「男らしさ」ってなに?

普段、kindle出版や魅力開発プロデュースのお仕事をしている私ですが、ヒーリングセッションもやっています。

その中で「男性らしさ」が分からず、お悩みの男性がいらっしゃいました。
(クライアント様から許可をいただき、投稿しています。)

目次 (1)

「男の子でしょ!」の言葉に縛られて

長男で生まれ、幼い頃から母親に

「男の子でしょ!
男らしくしなさい!!
そんなことで、泣かないの!!!
ウジウジしないで、もっとしっかりしなさい!」

と育てられてきたとのことでした。
お母様の立場からすると、一生懸命育てて来られたのだと思います。

女性は女性で「女の子でしょ!」と育てられたりしますよね?
因みに、私はそう育てられました。
女の子なんだから「ちゃんとしなさい!」が母の口ぐせでした。

話を戻します。
お母様の口ぐせで、

男らしさ=泣かない、ウジウジしない

という価値観が、いつの間にか身に付いたそうです。

子どもの頃から、泣かないために感情を表に出さなくなったとのことです。
感情に鈍感になり、寂しさや怒りなどの感情を全て内側に押し込んでしまったため、ある時から、喉の奥につまりを感じて、呼吸が苦しくなりはじめました。

そして、そのつまりを外に出そうとすると、胸の辺りがざわざわする…。

呼吸が苦しくて、ざわざわするので、余計に感情を押し込める、を繰り返して、人の輪の中に入ると落ち着かなくなり、人と話すことも苦手になってしまったそうです。

「男の子でしょ!」の言葉に縛られて (1)

お父様は、ザ・昭和な感じの方だったそうです。

よく働き、よく飲み、よく遊ぶ。

豪快で頼もしい父親。
でも、いつも仕事で忙しく、ろくに話したことがない学生時代。
大学から一人暮らしをして、さらに話すこともなく、就職。
そして、他界。

それまで、何の疑問も持たなかった父子関係だったそうですが、人生の転機となる転職を考えた時、誰にも相談できる人がいなくて、

「父親が生きていたら相談したかった。」

と思ったそうです。

「でも、父が何を考えていたのか、どんな人だったのか、全然知らないんですよ…。」

結局、相談する人は見つからなかったけれど、前に進むしかないと思ったそうです。

「男の子でしょ!」の言葉に縛られて (2)

その後、結婚。
パパになりました。

イクメンとはいかないけれど、育児も頑張りました。
ところが、大きくなっていく息子さんに関わっている内に、

父親として、どう在るべきなのか?

を悩み始めたそうです。
小さい頃は一緒に野球してあげたら喜んでくれた。

「男らしさ=泣かないことを信じてきたので、自分の気持ちや感情を伝えることがなかったせいか、家族との会話がなくなってしまった。
私自身も、向き合えなかったと思いますが。」

・思春期に入り、口をきかなくなる息子さんにどう言葉がけしてあげたらいいのか?

・何に悩んでいるのか?

LINEしても返信がなかったり、話しかけても答えない、我が子でありながら、どう接したらいいのか、分からなくなってしまったそうです。

「男の子でしょ!」の言葉に縛られて (3)

「歳を重ねて、ご自身の人生を振り返ると、泣かないことが男らしさだと思ってましたが、もし、父親が生きていて「男らしさ」について語ったら、母親と全然違う解釈をしていたような気がするんですよね。」

「しつけのほとんどは母親から受けてきて、父親は昭和の親父な感じで、とにかく豪快でした。
オレに任せとけば、大丈夫!的な父親で、なんか、その言葉で安心していた気がします。」

人生を振り返った時に、自分と向き合ってこなかったことに気づき、

・人生の中身がない
・薄っぺらく感じる

とおっしゃってました。
他者の悩みの方が大変に見えてしまったそうです。
それに気づいてから、何をしても自分が薄っぺらく、自信が持てなかったとのことでした。

「男の子でしょ!」の言葉に縛られて (4)

それから何時間もかけて、数週間、徹底的にアウトプットしていただきました。

クライアント様の振り返りと共に、お父様なら「男らしさ」とは?の問いになんて答えたかを一緒に探りました。すると、

「男らしさ=強さ=守ると言ってくれていたように思います。」

とおっしゃいました。
すると、薄っぺらく感じていたご自身の人生がそうでもなかったことに気づかれました。

一つひとつの出来事と向き合い、感情を思い出し、一緒に言語化していきました。

話す=手放す(て・はなす)


話すたびに声のトーンも明るくなり、よくしゃべるようになられました!

「男らしさ」とは?

「男の子でしょ!」の言葉に縛られて (5)

「今まで向き合ってこなかったから、自分の人生に価値を感じられず、自分は無価値、薄っぺらいという認識でしたが、今は、気づきを得られることが楽しく感じます。

そして、自分と同じように「男らしさ」が分からない人もいるはずなので、そういう人と話す機会を持ちたいし、気持ちをシェアしていきたいです。」

長い年月はかかったけど、ご自身の人生を取り戻された様子でした。
気づいた時がスタート!
この数週間、2人で大泣きしながら振り返りをして、気づきを得てきました。クライアント様が変わられていくお姿を間近で拝見しながら、感動をいただきました。

「男の子でしょ!」の言葉に縛られて (6)

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