うどんを2日で10玉食べた話 ~後編~【タビノキロク1-2】
前回の続きです。
2022年10月24日日曜日。朝は6時起きだったかな。
5軒目:手打十段 うどんバカ一代
日曜朝から営業してるうどん屋は貴重。さか枝とか日曜定休だし。
そんな中,元日以外無休,しかも6時から18時まで営業というとんでもない店があると聞き,瓦町からことでん沿いに歩くこと15分。泣く子も黙る「バカいち」に到着。
ちなみにバカいちの最寄り駅は「花園」で,瓦町は「かわらまち」,ことでんには「三条」駅もあるし,坂出には「鴨川」もある。なんか勝手に親近感湧いちゃう。マジで勝手。
さて,昨日はひたすらかけうどんで出汁の海に溺れていたが,この店は……
釜玉!純粋な釜玉!周りの陽っぽい人たちはクリーム?カルボナーラ?みたいな釜玉を食べてたけど,それでも自分は王道の釜玉!確か注文して卵だけ渡されてしばらく待ったような気がする。結果,文字通り釜から揚げたてのうどんが出てきた。
味の感想はメモの通り。この店だけメモが長い。それぐらい感動的な美味さ。ちなみに最後の「麺が不均一」はdisではなくて,さまざまな太さや食感を楽しめていいぞ~~~っていう意味。
6軒目:さか枝うどん 南新町店
またさか枝?と思いきや違う店。系列だかのれん分けだかよく分からないけど味は全然別物。
わりと栄えてるアーケード街にあって,雰囲気は牛丼チェーンとか和食チェーンに似てる感じ。ここはセルフじゃなくって店員さんがわりとちゃんと作ってくれる。
ここで初のぶっかけを注文。レモンが案外合ってたと記憶。それぐらいかな。
7軒目:竹清 本店
さか枝のわりと近くにあり,さか枝に並ぶ人気店。
確かうどんと同時に天ぷらも注文して,注文を受けてからおばちゃんが揚げてくれて揚がったら呼んでくれるみたいなシステム,確か。結構難易度高めの店なので,前に並んでたお兄さんに「よく来るんすか?自分注文方法分からなくて」とか聞かれてしまった。わりと大きめのリュック背負ってたのに。で,自分は何を血迷ったのか香川県民のフリをして「ええ何回か」とか言ってGoogle先生に教えてもらった注文方法をレクチャーするという奇行に走る。なんとかその場を凌いであり着いたうどんと天ぷらがこちら。
なんで薬味が乗ってないのかというと,「薬味なしが自己流」みたいなの(もちろん嘘)をさっきのお兄さんに見せつけたかったから。自分のこういうところめっちゃキライ。
で,肝心のお味はというと,もう完璧すぎて泣けるレベル。出汁の深みがダントツで,ゲソ天との相性も抜群。揚げたての半熟玉子天が美味いのは言わずもがな。
ちなみに最後の最後に返却口を見つけるのに手間取ってアタフタした。お兄さんに見られてたらしぬ。
8軒目:日の出製麺所
高松を離れ坂出へ。マリンライナーだと一瞬。
坂出駅からまあまあ歩いたところ(徒歩10分は嘘だと思う)にあるのが,昼の1時間しか営業していない伝説のうどん店「日の出製麺所」。
日曜の昼間とあって大賑わいの大行列。わりと暑い中30分ぐらい並んだと思う。途中で注文を聞かれてびっくり。
「熱い,冷たい,ぬるい,どれにしますか?」
いや,ぬるいって何???
困惑しつつも,ついつい頼んでしまった「ぬるい」の姿がこちら。驚くべきはそのお値段で……
120円!!!
それでいて器もオシャレで盛り付けも綺麗。申し訳なくなって+100円ぐらい払いたくなるレベル。いや+300円払ってもいい。
全国的に有名な製麺所だけあって麺のクオリティはピカイチ。今までなんとなく「コシ」とか「喉越し」とか言ってきたのが恥ずかしくなってきた。これがホンモノだ。
そういえば「ぬるい」って結局どういうことだったんだろう。温かいままの麺に冷たいつゆってことかな。
そんな感じでうどん巡業は終了。
8軒行って,さか枝と竹清で2玉食べたので計10玉。口の中は出汁まみれなのに,なんだかまだ食べれそうな気がする。うどんって,すごい。
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