「やっぱり、みんなで一緒にご飯を食べる場を創りたいんだ!」アブサロンを調べて思ったこと。
幸福度世界第2位(※)のデンマークでは、他人同士が一緒のテーブルでご飯を食べる、フェッレスピースニン(fællesspisning)という取り組みが、まちの各所で行われているそうです。
英語で「コミュニティディナー」とも呼ばれ、地元の人にも、外から来た旅人にも人気の活動です。
その中でも特に人気があるのが、首都コペンハーゲンにあるアブサロン(Absalon)という施設。
アブサロンは、古い教会を改装したコミュニティスペースで、毎晩、地元の人や世界中から集まった老若男女がランダムに席を共にし、8人1テーブルで一緒にご飯を食べます。
200人が入る大きな会場ですが、1ヶ月前には予約で満席になるほど。運良くキャンセルがあれば、当日参加も可能だそうです。
こういう取り組みがあることは以前からぼんやりと知っていましたが、今日は具体的に「アブサロン」や「コミュニティディナー」について調べてみて、なんだかすごくテンションがあがってきました。
想像しながらワクワクしてきて、改めて気づきました。「やっぱり、こういう風に、みんなで一緒にご飯を食べる場を創りたいんだ!」と。
それを自分はやりたいのだと、腹落ちしました。
f life houseで4度目の正直
私はこれまで「知らない人同士で一緒にご飯を食べる」と「そこにあるものを大切にする(≒地産地消)」を組み合わせた取り組みを、何度か形を変えて行ってきました。
・2014年~2017年 シェアハウス「わげさこハウス」でのご飯会「わげさこ食堂」
・2018年~2021年 ローカルスナック「SHOKU SHOKU FUKUSHIMA」
・2020年~2021年 あなたを家でひとりにさせないカレー屋「with curry」
プロジェクトの形や性質はそれぞれ異なりますが、知らない人同士で「福島のものって美味しいですよね」と言いながら楽しい時間を過ごし、仲良くなるという点は一貫しています。
残念ながら、これらの取り組みはどれも途絶えてしまいましたが、この方向性は諦めずに続けたいと思っています。
これから、f life houseをオープンして、いろいろと企画を形にしていきますが、やっぱり中心には「みんなで一緒にご飯を食べる」という、自分がたいせつにしたいコンセプトがあります。
自分にとっては、この方向では4度目のチャレンジになりますが、良い形で実現できる予感がしています。