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「分かってもらえないんだ」と心を閉ざし、いじけてしまう自分のパターンとどう向き合うか

昨日、自分の嫌なパターンが現れ、苦しんだ後、少し改善できるかもと思えた機会がありました。そのことについて書いてみます。

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・たいせつにしている考え方が分かち合えないなと、繰り返し感じたとき
・自分だけが集団の中で考え方が違うんだなと、繰り返し感じたとき
・尊厳を軽んじられていると、繰り返し感じたとき

そういったシチュエーションで、「分かってもらえないんだ」「もういいや」となって、パタンと心を閉ざし、だんまりしてしまうことがあります。「怒る」や「悲しむ」というよりも、「いじける」という感じです。

1度、心を閉ざしてしまうと、回復するまでにけっこうな時間がかかってしまいます。数時間、数日、さらには数年かかることもあります。

その間、不信や不機嫌が顔に出続けたり、だんまりを決め込むことで、周囲を困らせてしまうこともあります。

仕事の場面では、割り切ってニコニコして、タスクだけは進められるケースもありますが、いつもできるわけでもありません。仮に割り切れた場合も、本質的に相手との信頼関係は損なわれたままなので、クリエイティビティを発揮した良い仕事はできません。

思春期ならともかく、40歳を過ぎてからこうしたパターンを繰り返してしまうのは嫌だな、脱却したいな、と思っています。

うまく気持ちが通じ合えない場面でも、自分が感情の渦に飲み込まれず、いじけず、アプローチを変えて、他者との間に橋をかけ直せるにはどうしたら良いのでしょうか。

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「こうすればうまくいく」ということを語れる立場ではないのですが、昨日は、小さな成功体験を積む機会がありました。意思疎通がうまくいかず、いじけてだんまりになってしまったときに、自分の気持ちを分かち合うことができました。

対話相手の方が親切に協力してくれたからできたことですが、手元にあったNVC(非暴力コミュニケーション)のニーズカードを拡げて、そこに書いてあるニーズの言葉を選び、それをフックにしながら、気持ちを伝えるということに付き合ってもらいました。

ニーズカードを並べたところ

自分の殻に閉じこもるままにならず、気持ちを伝えて、相互理解を前進させることができました。貴重な経験になりました。辛抱強く付き合ってくれた相手の方に、とても感謝しています。

私は言葉を使うのが好きで、対話でお互いを理解しようと試みることが多いです。上に書いた方法は、NVCであったり、こういったやりとりに抵抗がない人が相手でないと成立しませんが、「一緒に酒を飲みに行く」とか「一緒にカラオケで熱唱する」とか「焚き火を見る」とか、いろいろとやり方はあるでしょう。

ただ、どんな方法をとるにせよ、自分のいじけた感情は、周りの力も借りつつ、自分が責任を持ってご機嫌に変えていきたいと思います。

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「振り返り」というのも方法として有用と思っているので、ポッドキャストで少し話しました。


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小笠原 隼人
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