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夢中になって勉強していたら司法試験に受かった17歳。

史上最年少で司法試験に合格した17歳、早川惺さんのインタビュー記事がおもしろかったです。

早川:僕は、中学受験をしまして、中高一貫校の筑波大学附属駒場中学校という学校に入学したのですが、中学受験が終わったあと、将来何になりたいか、明確な目標がなくダラダラしていた期間が結構長かったんです。

(中略)

将来何をやりたいんだろうって、中学校3年生になり思い悩むようになりました。
それで最初に思い出したのが、公民の授業がめちゃくちゃ好きっていうことでした。討論形式で、日常的な題材をもとに議論するのですが、それがもう面白くて面白くて、かじりついて授業を聞いてたんです。
それで、 もしかしたら、これなら夢中になってやれるんじゃないか、将来やりたいことにつながるかもしれないと思い、中学3年生のクリスマスプレゼントに六法全書をお願いして、勉強するようになりました。
実際に勉強を始めてみたら、これがもうめちゃくちゃ面白くて。社会の仕組みや法の仕組みを勉強すればするほど、もっと知りたいっていう、スパイラルに入っていった感じです。

(中略)

休日は、6、7時間は少なくとも勉強していました。なにより、興味が原動力だったので、効率的に計画的に勉強をすすめるぞというよりは、わからないところとか、つまずいたところがあったら、徹底的に突き詰めて理解できるまで取り組むというやり方です。

直前期は、もう限界まで頑張って、朝7時には起きて、夜11時まで一度も休まずに勉強するとか、本当に休憩はご飯とお風呂だけみたいな感じでした。

加藤P:きついなとか、しんどいなとかは、思わずにですか?

早川:本当に、勉強自体が楽しいと思っていたから頑張れたんだと思います。夏休みは、遊びの予定とかも全部返上して、全力で勉強してました。

史上最年少!高校2年生で司法試験に合格した早川惺さん「一番意識していたのは、“暗記をするのは最終手段”ということ」

すごいですね。合格率3-4%の司法試験の予備試験に、中学3年生の冬から、高校1年生の夏までの半年程度の勉強で合格したと。

ちなみに、「司法試験 予備試験 勉強時間」で検索したら、必要な勉強時間の目安は、だいたい1,500時間~10,000時間だそうです。中央値は5,000時間くらいでしょうか。1日10時間勉強しても5,000時間だと500日かかります。

早川さんは約半年(≒200日)で合格しているので、仮に毎日8時間勉強したとしても、1600時間。合格者の中でも、かなり短い勉強時間だったであろうと思います。地頭の良さなどもあると思いますが、とんでもない集中力ですね。

インタビュー内では、「夢中になって」とか「興味が原動力」という言葉がたくさん出てきましたが、強い興味を持って没入することが、このような規格外の成果につながったことが伺えます。

将来何になりたいとか、何をやりたいとか、思い悩んでいたところで、「公民の授業がめちゃくちゃ好き」という「好き」をとっかかりにして、自然と将来のやりたいことがクリアになってきたというのも素敵です。

そういえば、昨日は、映画、ルックバックをAmazon Primeで見て、漫画を描くことに没頭している二人の若者の物語に惹き込まれました。


夢中になっているものに脇目も振らず没頭・没入する姿は、とても尊いです。

夢中になれるものと出会える子どもが増えて欲しいと願いますが、そうなるためには、大人が何かに夢中になっている姿を子どもに見せることがたいせつなのでしょう。




※このnoteは、「たいせつなものをたいせつにして生きていく」をスローガンに、福島県郡山市で株式会社エフライフを経営している小笠原隼人が、日々の気付きやできごとについて、毎日更新しています。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

※ポッドキャストも毎日更新しています。



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小笠原 隼人
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