同じ魚たち？（歌）

益田一『フィールド図鑑　海水魚』（東海大学出版会、1984。ここにあるのは「補訂版第2版」）。写真と説明の文の本。ハコフグ科のウミスズメ（191ページ）。「沿岸の岩礁域にすむ普通種。」この本の写真のウミスズメは「背にコバンザメの稚魚がのっている。」そのように言われて、写真を見ると――（ここまでは一昨日書いた、そして）益田一『海洋生物ガイドブック』（東海大学出版会、1999）。写真と説明の文の図鑑。ハコフグ科のウミスズメ（348ページ）。一昨日の『フィールド図鑑　海水魚』と、同じウミスズメの写真である。説明は少し違っていて、このガイドブックでは「背についているのはスジコバン。」（ここまでは昨日書いた、そして）益田一『海水魚』（山と溪谷社、新装版山溪フィールドブックス、2006）のウミスズメは349ページにいて、「ハコフグの仲間」の最初のページである。コバンザメかスジコバンについて説明に書いていないけれど、この本の写真――前の2冊とは違う写真である――のウミスズメにも、背にコバンザメかスジコバンが、ついている。もしかしたら、前の2冊とは違う写真であるけれど、同じときに撮影された同じ魚たちの写真であるのかもしれない？