手づかみ・手摑み(歌)
みすず書房の「現代美術」の1冊『エルンスト』(1960)の絵「ユークリッド」(41ページ)について、滝口修造が解説(40ページ)で「それにしてもなまなましい鮮魚を手づかみにしたユークリッド」。読んで、私は、魚がいることを発見した(ここまでは、以前、書いていた)。——そして河出文庫、マックス・エルンスト/巖谷國士 訳『百頭女』(1996)、コラージュと言葉の本で、加藤郁乎の詩「クライマックス——巖谷國士に」も読める(349~357ページ)。349ページにある2行が「ユークリッドが/魚を手摑みにして出てくる」。魚がいることを発見した
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