下積み
何でも下積みは存在するのだろう
そこで、どれだけの不純物を削ぎ落とし、何かを手にいれるのだろう
サッシ屋さんの下積みはたいしたことないのだが、いろいろあった
物を運ぶ
車を運転する
掃除
飲み物を買ってくる
何かをおさえる
誰でも出来る簡単な加工(穴あけ)
解体
道具をしまう
草とり
年配職人の為の段取り
いやあ何もない若者にとっては本当に大変
さらに昭和の年配職人はなにもない若者のマウントを取りたがる
これは腹立つわ
内心、
「うるせーよ」
「そんなん知らんわ」
「黙れ、くそじじい」
とにかく文句を言われ、細い事であきれられ、技術で罵倒され、
仕事がない時には、口減らしされる
キャブタイヤと言われる、溶接のための電線ケーブルがあるのですが、電線の素材が銅で金属なので、形にクセがつきます
20メートルくらいのケーブルなので、持ち運びやすいように丸く輪っかにして束ねるのですが
クセどおり、巻けない
『キャブタイヤも巻けないのかよ!』
罵倒してくる年配の職人
「うおぉおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!!!!!!!」
それでもね、我慢して仕事を覚えるしかないのですよ
当時、日給7500円スタート
(現在はそんなに安くないし、厳しくありません)
あるのは己の無力を感じる心と
反骨心のみだった
仕事の素晴らしさを伝えるはずがドンドン脱線していく