校庭のゆうしぼりたいかい?
今日はデグチはお店から飛び出して地域の小学校で「ゆうのたましぼりたいかい?(大会)」でした。
デグチが所有している在来ゆずの故郷、徳島県木頭村のおじいちゃんに作ってもらったゆず搾り機。この道具でゆずを搾っていると必ずと言っていいほど数人の子どもたちの心を捉えて、ひたすら搾り続ける子がでてきます。
そんな光景をみながら「いつか地元の小学校でもゆず搾りができたら良いなぁ」と思っていました。そんな時、教頭先生から「校庭のゆずが豊作なんですが、どうしたら良いですか?」と相談が!間髪いれず「搾りましょうか?」と提案しました(笑)
当日は保護者有志のみなさんと校庭で鈴なりになっていたゆずを収穫して、お昼休みに子どもたちと一緒に搾りました。搾り待ちの行列ができて嬉しかったー!
ゆずの隣では別の保護者がコーディネーションしている3年4年生が作るしめ縄の藁の準備。藁は自家栽培のもち米の藁を使うというこだわりよう。年始には「とんど」という季節行事があり、その際にもこの保護者さんが育てた餅米でお餅をつきます。
今年度からは別の保護者からの発案で、グラウンドの畑に大麦を蒔いて育て、棹はストローに、穂は麦茶にしてみんなで飲もう!というプロジェクトもはじまります。
実はこの小学校には誰かが「やりたい!やってみたい!」と思ったことを実現できる仕組みがあるんです。今後そのことも少しずつご紹介していこうと思います。
今日はその仕組みやこの小学校の取り組みに関心を持ってくれた他地域の教育委員会の方々が視察に訪れてくれました。みなさんが来られた時に子供達がゆずを搾っていてビックリされたと思います(笑)が、この小学校が目指す方向性を知ってもらうのにとても良い機会になったと思っています。
大阪府立大空小学校の元校長、木村泰子さんは「地域住民は「土」、教職員は「風」。学校が変われば地域が変わる。地域が変われば社会が変わる。」と話しておられました。まさに今、学校が、地域が、変わりはじめているのかもしれません。その過渡期に自分が関われていることにワクワクしています。
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