「はすいも/りゅうきゅう」のこと
梅雨の時期の旬のやさい「ハスイモ/りゅうきゅう」。
□サトイモ科
□サトイモ属
□ハスイモ/蓮芋
いわゆる里芋の「芋茎/ズイキ」なのですが、ハスイモは地中の芋は食べずに茎の部分だけを食べる品種です。
■ズイキと何が違うの?
芋も茎も両方食べる赤紫色をしていることが多い品種のズイキはアクが強く、アク抜きをしないとなかなか食べにくいですが、緑色をしているハスイモにはアクがほとんどないので鮮度の良いものは生でも食べることができます。
写真のようにスポンジのような構造になっていて、フキのように根本の方から皮をピャーっと剥がせばあとは切るだけでそのままサクサク食べられます。
■この葉を見たらやりたくなる!
ハスイモを見たらまずやりたくなるのが○トロのマネ(笑)
子どもたちにも大人気で、やさいとしては食べたことがなくても子どもの傘として買っていく方も多いです。こんなキッカケでやさいのせかいが広がるのも楽しいですね。
■ハスイモの食べ方
ただハスイモ自体に味はあまりなく、食感を楽しむやさいです。生のまま料亭などの刺身のツマや酢の物の飾りとして添えられていることがあるので、もしかしたら食べたことのある方もいるかもしれません。
塩揉みしてから酢の物に使ったり、湯掻いてから酢味噌和えやからし和えなどにしても美味しい。
湯掻いてもサクサクした食感が残るのでお揚げと出汁で炊いても美味しい!もっと簡単な方法は写真のようにお味噌汁の具にすること。いつものお味噌汁とは少し違った感じになりますよ。
葉っぱは食べられないので少し飾ったらまだ青いうちにお皿にしてしまいましょう!カレーを盛り付けると一気にアジア感がでます。
■紐にもできる!?
ハスイモは繊維が長いので編めば紐になります。写真はみくり食堂さんがハスイモの皮を紐にしたもの。
少し褪せた色も趣きがあってなかなか良い感じ。
食べて美味しく、お皿にも紐にもなるやさいハスイモ(笑)見かけたらチャレンジしてみてください。
デグチ