採用視点から見た駆け出しエンジニアのポートフォリオ戦略
こんにちは(ogaaryo)です。
駆け出しエンジニアの方からポートフォリオに関する質問を多く頂いておりますので、今回は駆け出しエンジニアがとるべきポートフォリオ戦略について解説していこうと思います。
そもそもポートフォリオとは何のためにあるのか
駆け出しエンジニアがとるべきポートフォリオ戦略を考える上で、ポートフォリオとはそもそも何のためにあるのかを考えてみることが有効です。
ポートフォリオは何のためにあるのか?🤔
👉スキルをアピールするため
ポートフォリオの存在意義を簡潔に言ってしまえば、「自分のスキルをわかりやすい形で説明・アピールすること」です。
エンジニアにおける自分のスキルを短い時間の中で効果的にアピールをする手段としてポートフォリオが存在しているので、あくまでアピールすることが目的でありポートフォリオはその手段であるということを認識してください。
スキルとは何か?🤔
💪問題を発見する力
💪問題を定義する力
💪問題を解決する力
💪問題を深堀する力
💪振り返る力
それではポートフォリオにおいて、アピールすべきスキルとは何か?
この部分をあまり深く考えていない方が多いと感じます。というのも、実際に私が採用責任者として駆け出しエンジニアの方のポートフォリオを拝見させて頂くと、「〜のコピーサイトを作りました」というものが多く、何をアピールしたいのかが不明確なことがほとんどでした。
ポートフォリオでコピーサイトはNG?
結論からいうと、NGではありません。大事なポイントはどんなスキルをアピールしたいのかを明確にしておくことです。
例えば、アピールしたいスキルを明確にせずにコピーサイトをポートフォリオとして提出するということは、「私は開発を何も考えずに行います」というネガティブなアピールになる可能性するあります。
コピーサイトを作成することができるスキルははあくまでも「問題を解決する力💪」のみです。それ以外のスキルがあることもしっかりと語る必要があります。
また、問題を解決する力だけでアピールしてしまうと、例えば技術力だけで勝負をすることになり、数カ月間〜1年程度の学習期間ではそこまで差がつかないことが多いです。そういった意味でもアピールすべきスキルが他にあることがより一層重要になると考えます。
スキルをアピールするポートフォリオの作成プロセス例
最後にスキルをアピールするためのポートフォリオを作成するプロセスをご紹介します。
問題を発見する力:
👉現在の業務の中で〜という問題を発見した
問題を定義する力:
👉既存のサービスを探してみても、解決ができるサービスが無く、自分でサービス開発を行うことが良いと考えた
👉〜の機能が最低限あれば問題解決ができるという仮説から、最小限での開発を行うこと決めた
問題を解決する力:
👉Webサービスを開発
問題を深堀する力:
👉同じ問題を抱える同僚5人に使ってもらい、フィードバックをもらっている
振り返る力:
👉実際の開発、ユーザーからのフィードバックを経て〜という学びを得た。その結果として、新たに〜という問題や仮説がでたので、今後は〜を行っていく計画を立てている
というようにポートフォリオを通じてそれぞれのスキルについてしっかりとアピールができると良いと思います。
まとめ
今回はポートフォリオ戦略について解説をしました。大事な点はポートフォリオは自分をわかりやすくアピールすることが目的であるため、まずはスキルを定義するところから始めてみてはいかがでしょうか。
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