あの、、試してみることに失敗はない。ですよね?
『仕事は楽しいかね?』デイル・ドーテン 訳・野津智子
本の振り返り
他人の成功や上手くいっている姿を見るとついているなとか、運が良かったんだなとか、ついついそう思ってしまいません?私も、そう思うときがたまにあります。
でも果たしてその人は、本当についていただけなのだろうか、運がよかっただけなのでしょうか。答えは否(であることが多い)。という立場を取ってみることで少し前に進める気がします。
あとから見ると裏付けされた努力、と、ほんの少しの運、これらが合わさり生み出されるのではないでしょうか。他人の成功を羨むばかりで、足元のチャンスを見逃していないか、自身の努力を怠っていないか考える必要がありそうです。
ひとつひとつの積み重ねを大切に。
学んだポイント3つ
①『試してみることに失敗はない』P29
試してみることに失敗はない。いやーしびれました。人間の心理を妙に言い当てているあたりがしびれます。
新たな一歩を踏み出す時に大きな障害となるのは、変化によってマイナス方向へと進んでしまったという失敗です(人間はこれを過度に怖がる)。
しかし「これ試しただけなんだよね~」と言えれば最強じゃないですかね。すぐに元の位置に戻れる保険がかかっているから、めちゃくちゃ一歩を踏み出すことのハードルが下がりそうです。何事もお試しでやっていみればいいのではと思いました。
②『ホーソーン効果』
検査の対象となった人が高い成果を上げることを証明した実験である。要は期待をかけられたらその分、期待されていることに近づこうとすることである。しかし、この結果はすぐに出たわけではない。
ここで伝えているのは、想定されることと違う結果が出たときに、前もって用意していた範囲の外から発見が出来ることがあるということだ。1度でなく、2度変える、視点をずらして検証することの大切さを教えてくれている。
③『だれだって、後からだったら、何だって言える。革新というのは簡単そうに見えるものだんだ、後から見ればね。』p125
そういうことです、本質です。後から見ると簡単に見えるが初めてが一番難しい。そこにたどり着く努力をどれだけできるか、方法を試すことができるかが大事。
これらを踏まえての行動
現在から未来への目線では、前向きで見えにくいことも、未来から振り返ると簡単にみえるのではないだろうか。
つまり、こうなったらいいなという未来のポイントを作り、そこから今を見つめる。そして、障害を取り除く手立てを考えてみると面白そうだということです。未来から今を見る視点を意識していきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。