夏が来ている
すっかりコロナと同居している東京。
二カ月前に初めて投稿したときから、多くの人がなんとなくこんな感じで麻痺すると分かっていたとは思うし、僕もそうだし。
ニュースキャスターが「今日の感染者はー」と話していても、正直あまり気に留めることもなく、至極基本的な感染対策を講じる以外に一般人の僕にはできることがない。
ちなみにあれだけハイリスクと騒がれていた歯科医院でのクラスター発生はない。有り難いことに勤務先は毎日忙しい。
変わらない仕事と変わっていく私生活をなんとなく、疲弊しながら送っている。
私生活に関してはショッキングなことに、持病もちとなってしまった。人生初の持病だ。
4月、5月と簡単な自宅トレーニングと自宅から5km圏内をランニングしていて、これがかなり楽しみになって居たのだが、Drストップで中断している。
酒も2週間程控えてから再開したが、食生活も少し制約がある。とにかく水を飲み排泄を盛んにするよう心がけている。
31歳の痛風。
自分も、周囲もかなり驚いた。
たしかに2年前横浜で勤務していたときから比べるとかなりウェイトは増えたし、衣類はサイズアップしているが、肥満体に見られることはない。(実際鏡に映る僕のラインは中年を想起できるものになっているのに)
仕事終わったらカルテ見ながらビール、職場から駅までビール、帰ったらまぁまた...なんて平日だし、休みは言うまでもない。
食事も好きなものしか食べない。生野菜は好きでないからパスタに沢山いれたり、外食でもうまくペアリングしているつもりだったが、それ以上に締めのラーメンが効いていたのかな。。
とは言え、もっと自堕落な奴は沢山いるのに、なんで自分が??と思ったら、なんと父親が高尿酸血症の気があり、しばらくフェブリクを内服していた。痛風は遺伝の要素も大きいようだ。
そんな父親だけは全く息子の持病にびっくりもせずに、薬飲むしかないな、まぁうまく付き合え。と。
良くも悪くも医師ってこんな感じとは思っていたが。。
とにかくコロナをきっかけに始めた運動が、もう早速禁止されている。この悲しさったらない。
ただし、ここで食い下がるのが男子たるもの。今度はインドア系のアプローチである。
仕事柄カメラを触るので最近家電量販店に出入りしていた僕は、10年前に初めて買ったカメラを修理する目的もあり、次の獲物を探した。
RICOH GR III
スタイリストがブツ撮りで使っていたり、写真を始めるきっかけになった巨匠森山大道氏もこれで撮っていたので、ずーっと欲しかった。
一眼は重くてルーティンで持ち歩けないから、デイリーに使うなら間違いないと思って、もう憧れ補正ビンビンだし、迷う事なく購入。
素人なりに色々楽しみ始めたところ。
あと少しすれば恐らくまた軽い運動は許可が出ると思うのだが、今はこれにハマり始めている。
以前もそうだったが、カメラをやっていると街の見方が変わるし、常に構図を探して歩くことになる。これが楽しい。
たしかに病気は辛くショックだが、人はそれでもうまく昇華し、また違う型でよりよくなる為の方法を知っていると思う。
コロナは僕も憎い。
去年越してきた千駄ヶ谷はオリンピックありきで数年動いてきただろうし、僕だってこの一年ずっと国立競技場のお膝元に暮らす新米住民として雰囲気を感じ、楽しみにしてきた。
それでも、やはり世の中は色々な方法で飽きの来ないよう工夫してスタイルを変えた仕事を、娯楽を見つけようと、皆で頑張っているように感じる。
よりよく暮らすため。
病気は小さいながらにきっかけをくれはした。
今日も沢山水を飲みながら仕事をする。
バイト先の蒲田へは山手を使って乗り換えをしないといけないのがストレスだが、シャッターチャンスを探しながら一日歩きたい。
明治神宮前へ向かう近所の通りには、沢山の紫陽花が咲く。好きな道。