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ネルシル 寝るを知る~脳の役割とは?①~


脳の役割とは?

身体の休息?脳の休息?

睡眠とは、脳による脳のための管理技術です、睡眠を管理する脳が「眠らせる脳(脳幹:中脳・橋・髄脳)」であり、管理の対象となる脳が「眠る脳(大脳)」です。中枢神経系の最先端に最後に完成する大脳は、膨大なエネルギー(安静時エネルギー消費量18%)を消費して活性酸素のような廃棄物を大量に出し、そのせいでもろく壊れやすく、長時間の連続運転に耐えられません。だから、定期的にうまく休息(沈静化)させ、休息した大脳をうまく覚醒(活性化)させるような管理技術、つまり睡眠が必要なのです。睡眠の役割は、「脳を創り・育て・守り・修復し・より良く活動させる」であり、以下のように整理されます。

  • 脳を創る:胎児の時期、大脳の形成に眠りが不可欠

  • 脳を育てる:乳幼児から学童期・青年期前半にかけて、大脳の成長に眠りが必要

  • 脳を守る:覚醒中に大量のエネルギーを消費し過熱状態にある大脳にニューロンを休息させ、脳内の情報処理作業から解放する

  • 脳を修復する:覚醒中に発生した活性酸素を除去し、大脳の機能を回復させる

  • 脳をより良く活動させる:大脳の休息を解いて活性化するプロセスを睡眠中に実行することによって、大脳機能を修復することに加え、もっと賢く活動できるように支援する

このような役割と並行して、身体組織の新生や修復、免疫機能の増強、ストレス解消の支援という作業も睡眠中に実行されているので、睡眠の役割としては、脳だけでなく、身体的な休息(疲労回復)や修復なども行われています。


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