見出し画像

お布団工房の内側見せます~DXO 形の見直し~

お布団工房は「日本一の寝具メーカー」を本気で目指しており、この目標に向けてどんなことに取り組んでいるのか。今回は、お布団工房では普段どんな業務をやっているのかをご紹介したいと思います。


DXOを導入してみて

昨年、お布団工房では、自律分散型組織を志向しDXOを導入しました。この取り組みは、【情報の透明性】【力の流動性】【境目の開放性】を高めることを目的とし、組織内の言葉、形、数字、場を整えることで、新たな働き方を模索していました。組織は、経営、作る、売る、回す、支えるの5つの柱で構成され、さらに以下のように9チームに細分化されました。
経営:経営チーム
作る:商品開発チーム
売る:販売戦略チーム
回す:生産計画・準備チーム、教育チーム、製造出荷チーム、カスタマーチーム
支える:総務経理チーム、5Sチーム
これは、それぞれの機能が密接に連携し合う組織運営を目指すための試みでした。

DXO導入当初の【形】

しかし、DXOを導入して半年が経過する頃、社員たちの間で大きな違和感が生じ始めました。特に5Sチームは、製造現場の日本人をメインに構成されており、チームメンバーは会議で現場を離れることに罪悪感を感じていました。また、会議が頻繁にあり、現場をよく知る製造メンバーが5Sチームにアサインされていなかったことで、5Sの進め方にも双方(製造現場での5Sチームメンバーかそうでないメンバー)の間で認識の齟齬が生じていました。さらに、外国人メンバーと日本人メンバーの間にも壁ができ始めてしまいました。

ある女性社員の意思

この状況を受けて、導入時に「形」の意思決定を行った女性社員が立ち上がりました。彼女は、全員が安心して働けるような「形」を再構築することを提案し、その実現に向けて動き出しました。彼女ともう一人の製造部門の女性社員が協力し、2-3週間をかけて全社員と個別インタビューを実施。それぞれの社員の現状認識と想いを丁寧に聞き出しました。

インタビューを通じて得られた洞察をもとに、組織は経営、作る、売る、回す、支えるの意識は維持しつつも、当社ではみんなでやっていくことをたいせつにするチーム構成への回帰を決定しました。具体的には、従来の物流チーム、製造チーム、業務チームに戻すことになりました。この変更を行ってから約3ヶ月が経過し、社員からはこの形がお布団工房にとって自然でしっくりくるとの声が多数上がっています。

現在の【形】

今回の出来事から想うこと

今回の経験から、組織の「形」は単に経営戦略の一環として捉えられがちですが、実際には社員一人ひとりの意思と感覚に深く関わるものであることが明らかになりました。従来の管理型組織では社長の仕事であった組織形態の決定を、社員が自らの意思を持って行い、違和感を感じた際にはそれを見直す勇気を持てる文化がここにはあります。これは、お布団工房が日本一の寝具メーカーを目指して日々進化していく上で、非常に重要な学びとなりました。

お布団工房の内側を少しでも垣間見ていただき、私たちがどのように組織として成長し、変化していくかを共有できたことを嬉しく思います。これからも、社員一人ひとりが安心して働ける環境を大切にしながら、さらなる進化を遂げていきます。


お布団工房のFacebookページでは、私たちがどのような想いで仕事と向き合っているのか、どんなことをしているのかをお伝えしていくとともに、睡眠に役立つtipsやお布団の取り扱い方についてもお伝えしていきます。ぜひ、ページへのいいね&フォローをお願いします!また、Facebookグループ【お布団工房が愛の経営を実践してみた】では、愛の経営を実践するプロセスを知ることができ、さらには参加することもできるグループです。こちらも是非グループに参加してみてくださいね!

お布団工房のfacebookページ

お布団工房が愛の経営を実践してみた