スケートボードと僕 #04
スケートボードと出会ってから、急激にのめり込んで行ったのかと言うとそうでもない。4月から高校生になった僕はそれなりに忙しかったし、慣れない環境に慣れるので精一杯だった。平日は杭ちゃんも学校があるし、自分も入学してすぐは部活に入ったりしていた。
余談だが、小、中学校とサッカーをしていた僕は高校でもサッカー部に入ったのだが、速攻でドロップアウトした。それはもう光陰矢の如しだ。その後は写真部に籍を置き卒業まで在籍したが作品は一点も残せていない。
で、自分のデッキを買ったのがおそらく1月か2月だったと思う。お正月の年賀状配達のバイトをして得たお金で初めて自分のデッキを買ったんだ。
初めて買ったデッキはrookie nycの板だった。今は多分もう無い。どうしてrookieにしたかと言えば雑誌『オーリー』のスケーターズバイブルを買って見ていたヒールフリップをしているAlexander Lee Changがめちゃくちゃかっこよかったからだ。 かっこよく感じたんだ。
何の予備知識もなく、自分が見てかっこいいと感じたものって、結構本当だったりする。その後Leeくんの服が好きになっていったりとか必然だったのかな?とか思う。
あとは、初めてのトラックはVENTUREのHi、最早これしか乗れない気がする。はじめに選んだギアって大切ですね。
こうしてようやく僕は、自分のスケートボードを手に入れたんだ。
つづく