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LEOMO TYPE-S(リオモ)とは?

こんにちは。 

 2021年12月からLEOMO(TYPE-S)を使った
バイクフィッティングサービス 

LEOMO BIKE FITTING を開始しました。 
(有料サービスとして立ち上げました。)

まだまだ、情報が少なく
日本では馴染みのない
LEOMO(リオモ)

日本というよりも世界的にみても
まだまだ知られていないデバイスです。

ということで、
そもそもLEOMOって何?
という話をしたいと思います。
(そういえば、まだサービスページを作っていなかった汗)

6300文字ほどになりました。
皆様のお役に立てると幸いです。




①LOEMO, inc. という会社について

2012年に梶邦彦(CEO)と孫泰藏(ソフトバンクの孫正義の弟)
によって設立されました。

本社はアメリカのボルダーにあり
東京にサテライトオフィスがあります。

詳細はコチラ(英語)⇒ https://www.leomo.io/pages/about

前モデルTYPE-R
2017年7月 アメリカで公式発売
2017年12月 日本国内発売開始
(公式オンラインストアは2018年2月オープン)
しました。

2020年1月6日 
現行モデルTYPE-Sを発売開始

ということで、
今日(2021年3月2日)現在、
日本国内での販売の歴史は
約3年となります。

英語ではウェビナーの動画などが
Youtubeにあがっていますが
日本語の情報は、
まだまだ非常に少ない状況です。

詳細のプレスリリースは
コチラ(日本語)⇒ https://bit.ly/3sDLRu8


②LEOMO(TYPE-S)とは?

5つのモーションセンサーと
アンドロイドデバイス
で構成されます。

画像2

デバイスは、GPSが組み込まれており
ANT+センサーが使える
サイクルコンピュータとなります。
SIMカードを入れると電話も可能です。

画像のセットは、
TYPE-Sモーションセンサーキットプロ
98,780円(税込)です。

当店で御注文が難しい方は
Amazonでもお求めいただけます。
※個人的には説明なしで使うのは
 多くの方にとって難しいと思いますので
 通販での購入は、あまりオススメしていません。


③LEOMOを使ってできること

5つのモーションセンサーで
身体の動きを測定することができます。

モーションセンサーというのは、
いわゆる、ロケットの制御などに使われる
6軸加速度センサー(ジャイロセンサー)です。

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これにより重力方向も解るため
重力方向に対しての角度を測定することも可能です。

現在はTYPE-Sは、
バイクとランニングの測定が可能です。
※今後、他のスポーツでも使えるように
 開発が進んでいます。動画で少し御覧頂けます。


バイクで測定できる項目は、

・ペダリングのスムーズさ
・アンクリングの量(大きさ)
・腰の安定具合
・骨盤の角度(前傾具合)
・大腿の上下動の大きさ
・大腿の上下動のスムーズさ

があります。
大腿の上下動のスムーズさ(Leg Smoothness)
は、2021年2月12日のアップデイトで
新しく追加された指標です。

ソフトウェアアップデイトで
常に進化していくデバイスです。


④LEOMO BIKE FITTING とは?

LEOMO TYPE-S を使って
主にライディングフォームの最適化を行います。

LEOMO BIKE FITTINGという名称は、
一般的なバイクフィッティングとして
名称が存在しているものではなく、

2020年12月から
当店で有料サービスを開始するにあたって
使っている名称です。

※名称の使用については
 LEOMOにも確認をしましたが
 特に名称には問題は無いようです。

当店では、LEOMO BIKE FIT の
サービス開始前から

バイクフィッティングサービスとして
(SPECIALIZEDの)
RETUL FIT を行っております。

LEOMO BIKE FITTING は
単体サービスも行っておりますが、
基本的には、
RETUL FIT とのセットでのご利用を推奨しています。

LEOMO BIKE FITTING 価格
 単体 20,000円(税別)
 RETUL FIT とのセット 10,000円(税別)

基本的なバイクセッティング(セーフポジション)
が出ていない状態で
フォームを煮詰めることは無意味だからです。

・すでに十分にバイクセッティングを煮詰めている。
・このセッティングでなんとかしたい。
・LEOMOを試してみたい。

といった(シリアスな)御要望の場合には、
LEOMOでフォームのみ検討することも可能です。


⑤LEOMO BIKE FITTING の実際

画像4

③でも記載させて頂きました

・ペダリングのスムーズさ
・アンクリングの量(大きさ)
・腰の安定具合
・骨盤の角度(前傾具合)
・大腿の上下動の大きさ
・大腿の上下動のスムーズさ

を測定するために、
モーションセンサーを各部に取り付けます。

画像5

通常は、骨盤、両腿、両足の5箇所に付けます。

画像6
画像7
画像8

参照元はLEOMOのサイトです ⇒ https://bit.ly/3uOXBMq

各部にモーションセンサーを取り付けたら
測定を開始します。

TYPE-Sでラップを刻みながら測定し
データの変化を観察します。

画像10

WEB APP (Garminで言うところのGarmin Connect)
にアップロードすると、
このような形でデータを見れるのですが

画像9

フィッティング中は、
TYPE-S本体でデータを確認します。

画像11

RETUL FIT と併せて行う場合。
かつ、Muve SL という簡単に調整可能な
フィッティングマシーンを使う場合は、

セッティングの変換に対する
値:MPI(Motion Performance Indicator)
※動きの良さの指標

の変換を確認します。

⑥MPIについて

MPI(Motion Performance Indicator)というのは、

・ペダリングのスムーズさ
・アンクリングの量(大きさ)
・腰の安定具合
・骨盤の角度(前傾具合)
・大腿の上下動の大きさ
・大腿の上下動のスムーズさ

を値で示す指標となります。

具体的には、下記の11項目があります。

Leg Smoothness
Dead Spot Score (DSS)
Foot Angular Range (FAR)
Foot Angular Range (FAR Q1)
Leg Angular Range (Leg AR)
Pelvic Angle
Pelvic Rock
Pelvic Rotation
Torso Angle
Torso Rock
Torso Rotation

各MPIについて簡単に説明させて頂きます。
詳細は名称に
LEOMO Web サイトのリンクを付けています。


Leg Smoothness
ペダリング中の腿の動作がいかに
スムーズにできているかを表すMPIです。
左右差を知ることもできます。


Dead Spot Score (DSS)
ペダル踏みサイクルに沿って
ペダル速度が滑らかでない
大きさと位置を特定します。
DSSが現れる場合はペダリング動作が
最適 ではない可能性があります。
左右差を知ることもできます。


Foot Angular Range (FAR / FAR Q1)
ペダリング中のヒールアップ及 び
ヒールダウンの動きの角度範囲を表します。
FARはペダリング全周での値
FAR Q1は、いわゆる12時から3時の
部分の角度範囲を表します。
FAR Q1は、ペダリング初期の重要な部分で
トルク負けしていないか?
ということを確認する指標にもなります。
左右差を知ることもできます。
※Q1は、quarter 1の略です。
 ペダリングの最初の4分の1ということです


Leg Angular Range (Leg AR)
大腿がペダリング中に上下に動く角度範囲を測定します。
左右差を知ることもできます。
この値を大きくすることで
ペダリング1ストロークあたりの
パワー発揮を大きくすることができます。


Pelvic Angle
Pelvic Angle(骨盤角度)は、
骨盤がどれだけ地面に対して傾いているかを表します。
重力方向に対する値のため
屋外走行時の登り坂では、
同じ姿勢で乗車していても
坂の勾配分だけ大きな値を示します。
骨盤があまりにも前方に傾いていると
LARを大きくすることが難しくなり
パワーが低下する可能性があります。


Pelvic Rock
骨盤の上下運動を表します。
腰を安定させてペダリングができているか?
という指標になります。
解りやすい例ではサドル高が
高すぎると腰が左右に揺れて
Pelvic Rockは大きくなります。
また120rpm以上のハイケイデンス時の
ペダリングスキルが十分で無い場合には、
腰が暴れてスコアが悪く(大きく)なります。


Pelvic Rotation
骨盤の回転範囲を測定します。
Pelvic Rockと同様に腰の安定を表します。
腰を入れて、
こねるようなペダリングをしていると
大きくなります。


下の3つについては、
骨盤に付けているモーションセンサーを
胸部に付けて胴の動きを測定する値です。

Torso Angle
Torso Rock
Torso Rotation

画像12

通常のフィットでは用いないので
興味のある方はリンク先の詳細の説明をご覧下さい。

Torso Angle


Torso Rock


Torso Rotation

LEOMO BIKE FITTING では、
これらの値を複合的にみながら
フォームの改善と
バイクセッティングの調整を行います。

初めての人が見ると非常に情報量が多く
「扱い切れないよ。。。」
というイメージをもたれる事が多いですが

基本的には、弱点を洗い出し。
弱点=伸びシロが大きい
ところを攻めていく。

という流れとなります。

フィッティングを受けて頂いたお客様には

「日常的に使ってみたい!」

と思っていただき
実際にTYPE-Sを購入頂いている方も
いらっしゃいます。
※2021年3月3日現在で
 10名の方に購入頂いています。


⑦LEOMOって高いの??

IPX7の防水性能が備わったスマートフォン
GPS内蔵、1200万画素のカメラ付属のため
写真、動画撮影可能。
高性能なモーションセンサーが5つ付属
ANT+センサー対応のサイクルコンピューター

これだけそろって、

TYPE-Sモーションセンサーキットプロ
98,780円(税込)です。

電子デバイスの知識のある方だと
安いと感じていただけると思います。

比較対象として、

【サイクルコンピューター】
Garmin EDGE530 本体のみ 41,580円(税込)


【防水スマートフォン】
AQUOS sense3 plus 35,900円(税込)


サイコン、スマホだけでも
なかなかのお値段です。

LEOMO TYPE-S は、
これに高性能モーションセンサーが5つ付属します。

安くないですか?
(ジャパネットたかた的でアレですが、、、)

それでも、バイクでの使用は
パワーメーターと併せて使って頂くことが
前提(オススメ)となりますので、

安いとは言えないですよね。

ということもあり、
条件付きの特別プランを準備しています。


⑧特別プランの御案内

当店では、取り扱い開始キャンペーンということで
先着12名様に向けて特別プランを準備しています。
※2021/03/03現在、10名ですので残り2名となります。

【対象】
 下記3つの条件を両方満たすお客様が対象となります。

 ①SPECIALIZED S-WORKS または相当のバイクを
  購入頂いたお客様
 ②バイク購入前、または購入後に
  RETUL FIT を受けて頂いたお客様
 ③パワーメーターをお使いのお客様

【プラン詳細】
①~⑤の特典をおつけしています。

①セットアップ
 (携帯ショップなみに丁寧にお手伝いします)
②データ解析を遠隔で御希望の都度相談
 (Google meet、ZOOMでのビデオ通話も使えます)
③オンライン(オンラインサロン)での情報交換
 (Slackでの非公開グループへの招待)
④次回RETUL FIT 半額
 (例:33,000円⇒16,500円税込)
⑤LEOMOによるFIT無料 
  通常価格10,000円(税込)のフィットを
  4回無料でお付けします。
  3ヶ月毎に1回60分目安
 (または1年を期限として4回まで無料)

【初回セット】
Lオススメ3点セットを購入いただきます。

TYPE-S PRO 本体セット 98,780円
ソフトバンパー      3,278円(保護ケースYellowかGrey)
センサーステッカー2  5,478円(腰用の予備ステッカー)

合計 107,536円(税込)

使いこなすには、
パワーメーターを初めて使うとき
相当の勉強はして頂く必要はありますので

そういった知的好奇心を刺激するのが
好きな方にはオススメできるデバイスです。

「これ使えば速くなるんですね!!」

という思考の方にはオススメしていません。
基本的に押し売りしません。

ひととおり説明させて頂き
興味を持っていただけたら買ってくださいね。

というスタンスでやらせて頂いております。


⑨相談窓口

やっぱり話を聞いてみないと判らない。
という方は、メールで御相談下さい。

forzatsukuba@gmail.com

画像3

ZOOMによるオンライン相談も
御予約で受け付けております。

1時間くらい説明させて頂きます。

気軽に御相談下さい。


⑩オススメの日本語資料(紙媒体)

コチラのブログでも紹介していますが。
サイクルスポーツがオススメです。

こちらは最新号。
LEOMO以外にも
バイクフィッティングに関する内容が
充実しているので

バイクフィッティングを受けることを
検討されている方にもオススメです。

Kindleだと待ち時間なく読むことができますね。

2020年のバックナンバーですが、
こちらもオススメです。

LEOMOとパートナー契約を結んでいる
鉄人アダム・ハンセンの記事が充実しています。


⑪英語が聴ける人向けの情報

海外ではウェビナーが行われております。
Youtubeにアーカイブがあるので
参考にしてみてください。

コチラ ⇒ https://www.leomo.io/pages/webinar


⑫とりあえず試してみたい方向けの情報

画像13

2020年9月から
リモートバイクフィッティングサービス
が提供されています。

レンタルで使ってみて
オンラインでLEOMOからの
フィードバックを得られる。

というサービスです。

詳細はコチラ ⇒ www.leomo.io/pages/remote-bike-fitting-jp

一般の方がサービスを利用した感想を書かれている
noteやブログもありました。


⑬LEOMOの公式サイト

参考になるサイトのリンクをまとめておきます。

【ホームページ】
日本語ページが限られているのでご注意下さい。

PDFのマニュアル ⇒ https://bit.ly/3qbUpqg


【Facebookページ】
ホームページ以外では1番更新されてると思います。

【Facebookコミュニティ】
購入したユーザー向けのページです。
承認制になっております。

【Instagram】
今日現在、2020年6月で止まっているようです。


【Amazon】
TYPE-Sの保護フィルムなどは、
LEOMOは販売しておらず
サードパーティ製となりますので、
Amazonでお求め下さい。


長文に最後までお付き合い頂き
ありがとうございました。

それでは今日もステキな一日を

BIKE SHOP FORZAの東(アズマ)でした。


【追伸】
やっぱり話を聞いてみないと判らない。
という方は、メールで御相談下さい。

forzatsukuba@gmail.com

画像3

ZOOMによるオンライン相談も
御予約で受け付けております。

1時間くらい説明させて頂きます。

気軽に御相談下さい。

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