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夏至前夜的大夜騒曲

君の声を聞きながら月光浴
夏至前の月が騒がしい程に輝いている
さっきまでジョーゼットの雲をまとってセクシーぶってたのに
梅雨明け宣言の空に随分明け透けにゴージャスじゃないか
影の濃い恋 ふと昔を偲ぶ
強烈な光に華を添える煌めきの金星
密やかにザワつく水星
そのまた更に後ろにたなびく白色
暗い夜空でも天の河よろしく穏やかに発色
散文的でまとまらない単語を繋ぎ合わせようと必死になる僕が無粋なのか
さんざめく笑い声のように降り注ぐ
Moonlight Maybe 十三夜
勢いづいて艶っぽい君が夏の始まりにぴったりね
そうやって見上げるとホラ、またね
ジョーゼットの雲で隠してしまう
なんて罪な光でしょう
悪いオンナだ
まだ満月前じゃないか
ストロベリームーンなんて洒落こんじゃって
あざといヤツめ 胸を掻き立てる
あの夜踊った柔軟性はもう無いが
私は君の光に誘われて
また舞いたくなる
眠れやしねえぜTonight
月暈まで見せて私の胸に爪弾かれる
夏至前的夜騒曲
賑やかにしめやかに
大夜騒曲


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