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君までの距離

初のシチュエーションボイスシナリオです。
※フリー台本ですが、もしご活用頂ける場合は、概要欄等に作者名【ふみづ記】の記載をお願い申し上げます。
※この記事のコメント欄にて、使用の旨残して頂けますと、作者が狂喜乱舞します(  . .)"
※演技の際、言い回し(方言やリップ音)等、演者さんのアレンジがありましたらご自由に。

【君までの距離】
〇遠距離恋愛のバレンタイン直前の会話。
帰宅した旨のメールを見て彼女へ電話をかける

彼「あ、もしもし?今帰ったってメール見て。
       うん。おかえり。お疲れ様。」

〇彼女がため息混じりに(ただいま)と呟く。

彼「今日、しんどかったのか?
      なんか疲れた声だな…ん?俺?直帰だったか                ら、少しゆっくりできてるよ。ありがとう。」
     「それで?今日は俺の事はいいから。
       お前の事聞かせてよ。どうしたの?」

〇彼女、バレンタイン前のチョコレート売場を通ったら、幸せそうにチョコを選ぶ女の子達を見て、寂しい、胸が痛くなった。と、話す

彼(なるべく聞いたままを静かに繰り返すように)
   「そうか。チョコ売場の前通って、寂しくなったん       だな…皆楽しそうに見えるもんな。」
   「それ聞いたら、俺も寂しくなってきた。
     前だったら5分でお前のこと抱きしめに行けたのに なぁ~(少しのため息後、)なあ、会いたいな。」
「いつもなんかの次いでに、あ、お前、今何してるかな?メール来てるかなって…前まで携帯なんて、そんな触らなかったのにさ。」
「人って変わるもんだな。
  だけど、お前のことだから俺、こんなに変わったのかなってさ…そう思ったら、お前って凄いのな!
1人の人間をこんなに変えれちゃうんだよ?!」

〇彼女、少し笑って(何それ、、、)

彼(ほっとしたような声で)「あ。少し笑ったな。」
   「俺、お前の笑ってる声が1番好き。お前は?」

〇彼女、少し驚いて(え?)

彼「や、俺ばっか喋ってるから。聞かしてよ。
     俺のどんな声が好き?
     (イタズラっぽく)なぁ?教えてよ?なぁ?」

〇彼女、色んな彼の姿を思い出して言葉に詰まる
(どんな声って…えっ、…あっ…あー)

彼「(少しニヤッとしながらおネエぽく茶化して)
     あっ!ちょっとやぁだ。なあーにい?
     今、何想像したのー?やぁねぇー♪」

〇彼女、恥ずかしくなる(知らない、もう切るよ)

彼「(笑いながら)ごめん。ごめん。切らないでー。
      そうやって思い出してくれたのさ…
       すっげー嬉しい。」
     「なぁ、今、ハンズフリーだろ?」

〇彼女(うん)

彼「もう少し耳の近くに携帯持ってきて」

〇彼女(なんで?)

彼「(恥ずかしさを少し滲ませながら)良いからっ。
      いい?耳に近づけた?」

〇彼女、いぶかしげに(うん。良いよ。)

彼「(声を近づけて)今さ、凄くお前にキスしたい
     (軽いリップ音)好きだよ。あー抱きしめたいな。」

〇彼女、涙の滲んだ声で(私も…。)

彼「なぁ、今夜さ…このまま通話繋げて寝落ちない?
      俺、ずっと耳元でお前がいるみたいにして寝た            いよ。」

〇彼女、呟くように(うん。そうしたい。)

彼「あのな、俺、今更ながらすっげー顔赤い…。
     何でって?さっきのキスの…あー!恥ずい!」

〇彼女、恥ずかしそうに(もう1回聞きたいな…)

彼「え?もう1回?!
      (ジタバタしながら)もう無理だってー」

〇彼女、可愛い声で(お願い♡)

彼「(観念したため息)はぁ。なんでそんな可愛いの
     わかったよ。わかった。もう1回だけな?
     (軽くリップ音)好きだよ…。」

―終―




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