マキマさんの正体=アンチ・キリスト説 (チェンソーマン考察)
チェンソーマン75話でマキマさんが支配の悪魔だったという事が明らかになりました。
マキマさんの様々な能力から正体を予想した人はたくさんいました。
でも支配の悪魔という予測ができた人はほとんどいなかったのではないでしょうか?
では支配の悪魔とは一体なんなのでしょうか?
以下は一つの仮説になります。動画でまとめたものは以下になります
チェンソーマン、デンジは何者なのか
闇の悪魔、銃の悪魔とは何者なのか
なぜ97年なのにロシアではなくソ連なのか
終焉の日とは
アメリカ大統領が言う最悪な平和とは
なども併せて考察しています
同時にここでは、デンジくん=飢餓の悪魔という予測を立てています
支配の悪魔とはなんなのか
結論から言うと、支配の悪魔とは黙示録に登場する四騎士の一人、支配の騎士です(と、ここでは予測します)
黙示録の四騎士とはヨハネの黙示録に登場する
世界の終わりに現れて人類を滅ぼす為に神に遣わされた死の天使です
黙示録では7人の天使がラッパを吹くたびに地上に様々な災厄が訪れます
そして災厄の終盤に四人の騎士が現れます
第一の騎士
勝利(支配)を司る騎士
第二の騎士
戦争を司る騎士
第三の騎士
飢饉(飢餓)を司る騎士
第四の騎士
死を司る騎士
(画像)『黙示録の騎士』ヴィクトル・ヴァスネツォフ作(1887年)
それぞれが地上の4分の1の人間を殺す力を与えられています
75話でマキマさんが支配の悪魔である、と名指しされた時違和感がありました
過去マキマさんは様々な能力を見せてきましたが、支配の部分はそれほど強調されてこなかった
これは何かしらの出典があると推測しました
ではマキマさんが第一の支配の騎士であるとして他の四騎士とは誰でしょうか
戦争の騎士、これは戦争を象徴する銃の悪魔ではないでしょうか
弓の魔人?を思わせたクァンシ、爆弾の魔人レゼなど、人工の武器の悪魔がこの一派だとこの説では予測します
死の騎士、これは絶対的な死を思わせる闇の悪魔、地獄の悪魔などまだ地獄にいる悪魔達の一派と推測します
では飢餓の騎士とは誰でしょうか
作中で最も飢えを連想させる人物が一人います。
そう。デンジくんです
自分はチェンソーの悪魔ではなく、デンジ自身が飢餓の悪魔であり、夢に登場する扉の向こうにいると考えています
ポチタはデンジに人間として生きてほしい為、記憶を封印させたままにしたいのです
四騎士の本来の目的は人類を滅ぼすことだと思われます。
ではなぜ彼らは対立関係にあるのか、それを時系列的に考察していきたいと思います
神(もしくは最強の悪魔)は人類を滅ぼそうと4つの巨大な悪魔を遣わします
☆この滅びの日が、作中で言われる終焉の日です
宗教に終末思想というものがありますが、銃の悪魔の登場シーンで教会のシーンを挟んできたのもこれを連想させます
まず第一の騎士、マキマの出現
恐らく13年より前の出来事だと推測します
マキマさんは支配を恐れる国、中国など社会主義、全体主義国家から支配への恐怖を得て力を増していきます
次に社会主義の終わりを迎えようとしていたソ連に渡り社会主義を維持させたのではないでしょうか
☆これが1991年にロシアになったはずが、作中の1997年でもソ連が続いている理由です
また、アメリカ大統領が他の国は諦めた、もしくは受け入れたと言った理由です
アメリカ以外の有力国はマキマさんの手に落ちたという認識です
次に日本へ渡り、公安内部で力を増し仲間にしていきます
また同時に公安に悪魔を集め、戦力を増強しています。このあたりまでが1巻以前の物語になります
一方で第二の騎士、銃の悪魔の出現
これが恐らく13年前のできごとで、銃の悪魔は本来の役目で人類を大量虐殺します
しかし何らかの事情により銃の悪魔は肉片をばら撒きパワーダウンしてしまいます
マキマさんや第3の騎士との仲間割れがあったのかも知れません
そして恐らくアメリカを中心に人類がその力を得て、クァンシやレゼなど、悪魔の力を得た人間を人類側の戦力にしていきます
もしかするとこれにはマキマさんが一枚噛んでいるのかも知れません。マキマさんの目的はあくまで神への対抗手段です
第三の騎士、飢餓の悪魔
これがデンジくんの正体であると推測しています
彼は本来は人類を滅ぼす存在です。
しかしなんらかの事情で悪魔としての記憶と力を失い、自分が人間と思い込んで生きています
もしかすると力を失った原因は銃の悪魔との戦いかも知れません
ポチタはそれを知りながらデンジと合体しチェンソーマンとしての物語が始まります
第四の騎士、死の悪魔たち
彼らはまだ地獄にいて、人類絶滅のための活動を本格的に開始していません
ただマキマさんの裏切りを知り、人類とマキマさん両方を敵視しています
ではマキマさんの目標とはなんでしょうか?
神から与えられた人類の絶滅という指令に逆らい、人類と悪魔を味方につけて神と戦うことです
その為にマキマさんは今のところ、人類の味方になっています。
☆これが岸辺さんのお前が人間様の味方でいるうちは、、、につながってきます
ではアメリカ大統領が言う「最悪の平和」とはなんでしょうか?
大統領が銃の悪魔を呼び出したのは1997年です、終焉の日は1999年に迫っているのではないでしょうか?
ノストラダムスが予言した恐怖の大王が現れて世界が終わりがくる日です
マキマはそれまでに闇の悪魔や神を超える力を手にするため、全ての人類と悪魔を洗脳してひとつにするつもりです
☆これが人形の悪魔が言っていた、マキマさんの夢、という話につながってきます
これはヨハネが記したアンチ・キリストそのものです(世界終末のキリストの再臨前に出現し世を惑わす偽預言者、神の権威を利用しながらそれを汚す。悪魔の具現化とも言われる存在)
ノストラダムスの予言にこういう一節があります
1999年7月、空から恐怖の大王が来る
アンゴルモアの大王が蘇り
マルスはその前後、幸福の名のもとに支配するだろう
マルスとはギリシャ神話におけるアレス、
ローマで信仰されていたが、キリスト教が伝来して以降は取り込まれています
自分はこの詩篇に登場するマルスこそがマキマであり、
予言された幸福の名のもとの支配が「最悪の平和」を指していると考えます
つまりマキマの洗脳による偽りの平和、最終戦争で兵隊として戦わせられるための一体化を指していると思います
終焉の日=1999年=審判の日
マキマ=マルス=アンチキリストであり支配の騎士
という予測の元の考察でした
かなりこじつけっぽい所がありましたが、こういう謎の多さや考察の余地もチェンソーマンの魅力ですね!
最終戦争に勝利したマキマさんの目的がなんなのかはまだ謎です
支配者になるつもりなのか、神からの解放が目的なのか
それは今後のおたのしみです!
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