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勢いだけでドローン国家資格とる事にした話~ドローンスクール選定と実際に通ってみて〜

前回長い記事になっちゃったので今回はサクっと纏めたかった(過去形)そんなドローンあれこれ記録。

前回の記事↑
今回はスクール選定と実際に通ってみて、そして思わぬ落とし穴のお話。

ドローンスクールを選ぶ基準

さて。ドローンの教習所に通う事は決めた。じゃあ、どのスクールに通おうか。私の目標はとにかく「国家資格を得る事」なので、それを第一条件として各スクールの特色を比べてみた。

・通学か、合宿か

通学だと週1~2回予約を入れて、時間をかけて勉強していく感じ。じっくり練習できるメリットがある分、立地が合わないと通うのが大変・希望した日時の予約が取れない可能性あり。
一方合宿の場合は、2泊3日等一日数時間かけて実技試験まで駆け抜ける。最大のメリットは日程が決まっていて短期で完結する事。また噂だと実技試験がうかりやすいとも……?一方で短期決戦の分技術に不安が残る、また立地が不便なところが多い。

・立地

通うとなると立地が良くないと厳しい。ドローンスクールは車通学前提のところが多い為、送迎の有無も含めて確認必須。

・価格

前回の記事でも少し触れたけど、国家資格はお金がかかるよお!!!
そして、スクールによっても若干のお値段の差異がある。同じ未経験者でも万単位の差があったりするので要注意。
また、ドローンの国家資格は「目視内限定」「夜間限定」という項目がある。撮影する際にドローンのカメラの画角を確認する際に必要なのが、目視内の限定変更。これを取っていないと法令違反となってしまう。これらの実技講座&試験も別途お金が必要なので、自分の技量とどこまで資格を取りたいか、また当然施設の設備やアフターサービスを合わせて価格比較する必要がある。

・設備、アフターサービス

価格でも触れた件。大事。
まず、設備についてはどの程度の広さで飛ばせるのか。屋内なのか屋外なのか。2等資格は屋内で試験を受ける事が出来るので、屋外のみの教習所だと試験をパスする難易度が上がりまくる。飛ばしたら分かった。風、めちゃ影響うける、マジで。
逆に屋内しかも天井が低いところしか持っていないスクールは、操作の難易度は低い。けれど、自分で屋外操作する時にうまく飛ばせるか判断できない可能性あり。また壁へのクラッシュが怖い。飛ばしたら以下略。初心者、ドローン、暴走する、結構。
アフターサービスも要チェック。卒業生にスクールが持っている練習場を貸し出しているところも多い。屋外練習できるところだと魅力的だよね、やっぱり。あと設備が限られていると練習できる幅も狭くなるので、練習場のサイズも大事。

私はこのスクールに決めた!

私の職場近くにドローンスクールがあり、そちらの体験会へ参加させてもらった。気軽に行ける距離に確認出来るところがあるのは大変ありがたい。夜9時まであいていて、卒業してからも屋内コートが使える(時間制限あり)とのこと。いいじゃん。
最初はこちらのスクールへの通学でほぼ決まり……と思っていたが、一点「実機を外で飛ばしてみたい」という希望には沿わない点が気になった。屋内じゃなくて、外を飛ばしてみたいんだよね。まぁ横浜だと難しいよね。悩ましい。
↓第一候補だったドローンスクール横浜さん。説明も分かり易くて立地も最高でかなり好条件。

あと、ドローンスクールの広告で離島で~とか自然の中で~とか出てくると、旅行気分で合宿も良いなぁと思ったり。
と、そんな中ネットでとあるスクールの価格表を見つけた。

〈合宿免許〉【初学者】ニ等無人航空機操縦士コース 194,480円(税込)

初学者、合宿、にじゅうまん切ってる!?
記載ミスかな?とサイトを見てみると、どうやら学生向けのドローンスクールが一般にも開放されているっぽい?何よりも気に入ったのは、敷地が広い!!

「ドローンスクールとは卒業してからが真のお付き合い」
茨城県水戸市にある全天候型ドローンスクールです。講習料金は国内最安を設定。価格は必見です!経験豊富な講師が分かり易く案内いたします

『合宿免許』も用意しており、東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県・栃木県・群馬県と一等免許、二等免許とも取得し易い環境が整っております
「公益財団法人鯉淵学園(農業・栄養専門学校)」内にドローンスクールを併設しており、敷地面積は50ha(東京ドーム11個分)あります
敷地内には、田畑での「ドローン農薬散布」。建物(コンクリート・木造)の壁、屋根を目視及び赤外線で撮影出来る「ドローン点検」。広大な敷地を生かした目視外飛行などの「ドローン輸送」。各種設備、機体、コースが整っており、正に〝地の利を生かしたドローンスクール〟です
また、講習料金につきましては、学生向けに設定された料金体制となっており国内最安値です。最近では人生60年生くらいの方が多くいらっしゃっています(笑
取得後のサポート態勢は「リフレッシュコントロール(反復訓練)」や「訓練場無料開放」など、OG・OB様には常時無料で利用いただけます

ドローン・ビジネススクール茨城

hpをみても分からないところは、思い切って問い合わせてみた。経験者と未経験者の違い、申請内容、お安いけど限定もちゃんと取れるのか。小さな疑問にも大変親切に答えてくれる。そして、自分の機械を直接持って行って、講座終わりのタイミングで飛ばしても良いとの事。外飛行が出来る!!空撮だ!!
丁度私生活のゴタゴタも区切りがつくタイミングだったので、これは運命だと申込。どうせならと、限定変更2種類もセットで。即入金。とうとう私のドローンデビュー日が決まったのだった。



いざ、ドローン合宿へ

・初日 まずはドローンについて学ぶ

遠方で朝の集合に間に合うか不安だったので、前泊しての茨城in。
朝は駅前のホテルまで送迎に来てもらえる。便利~。

挨拶の後は、まずはドローンに関する一般的な説明。座学。テキストに沿った内容をざっと学びつつ、具体的な事例をメインに講義が進む。
なぜこんな法律が出来たのか、どうしてこの考え方が必要なのか。そういった「ナマの声」をきけておもしろ~!でもドローンこわ~!飛行機だもんね、空を飛ばす事に関しての責任をガッツリ学べた。
これ国家資格関係なくドローン飛ばす人全員聞いた方がいいよ……!!

午後からはドローンの飛行前点検。実際に実技試験で必要な内容なので、流れを覚えるまで繰り返し練習。最後に実際に飛ばしてみて初日の練習は終了。姿勢制御が働くので、直線で飛ばすのは思った程難しくない。
な~んだ、意外と簡単じゃん!そう余裕ぶっこいていたのだった。。。

・二日目 鬼門:八の字!!

二日目はひたすらドローンの飛行練習!
講師一人に対して生徒三人なので、一人が実機を動かして指導してもらっている間、他の二人はシミュレーターで操作練習する。
ドローンの飛行許可を取る為にはいくつか条件がある(らしいんだ)けど、そのうちの一つに「10時間の飛行実績」がある。シミュレーターはその実績に含むことが出来るので、私の飛行実績のうち2/3はシミュレーターの経験となる形。人によってはもっとマンツーで見て欲しいって思うかもしれない。私としてはシミュレーターと試験で使う実機の操作感がもっと近いといいのにな、という気持ち。
さて。初日で直線方向に進むのは簡単、と思っていたが、いざ遠くの目標真上に停めるとなると途端に難しい。距離感がなかなか掴めない~~!自分から丁度に見えても手前にいる事が多い。
そして、絶望的に難しいのが八の字飛び!いう事きかない!両手の操作!いう事きかない!爆裂加速ヘアピンカーブか細かく停止かの2コマンドしかできない!やばい!!
焦れば焦るほど言う事を聞かなくなるドローン。左右別々の動作が出来ない両手。シミュレーター内でドローンを大破させた(低空飛行キケン)ところで、不安を残しつつ二日目が終了。

・二日目番外 自機飛ばしてみた!

八の字にビビりつつも、二日目は講義終わりに自機を飛ばせる事に!!画面の見方やプログラム飛行について聞きつつ、いざテイクオフ!!

自分の機体、自分の操縦でこんな景色が見れる。楽しい。めっちゃ楽しい。見出しの画像がその時に撮った映像の一コマ。こんな画がドローン飛ばして5分で撮れる!たのし〜!!絶対試験受かりたい!友達と撮影したい!そう思えるぐらい面白い体験だった。

・三日目 運命の実技試験

三日目は実技試験の流れで実機の飛行練習と、苦手な八の字飛行を重点的に。初回よりは大分マシになったけど90°毎に停止するし八の字をかけてない。焦る~!
目視外の練習も少し。こちらは進行方向に危険が無いか確認を怠らなければ問題はなさそう。機体制御を切っての飛行、着地も何とかなりそう。問題は八の字。

神頼みを始めたところで、とうとう実技試験開始!!
めっっっちゃ緊張するぅぅ~!
繰り返し声出し練習をした飛行前点検は問題なくクリアー。直線を飛ばす瞬間、緊張のあまりナナメスティックを入れてしまい焦る焦る。すぐリカバリーし、それ以外は大きなミスもなく直進が終了。
そして、八の字。ドローンがぜんっぜん言う事きかないよぉ~!もう駄目だぁ(泣)と思いつつも、停止、一旦停止、飛び出しそうになったら停止、と心の中で唱えて何とか途中即退場にはならずに終了!
その後の緊急着陸、夜間も大きなミスなく終了。
ところが、意外なところでミスが。目視外飛行、目標のアルファベットが分からなくなって思わず顔を上げてしまい……大幅減点……oh……
後は油断せずに飛行後点検と記録を記入して、実技試験は終了。

そして、運命の試験結果は……無事合格!!!
やった~!絶対途中駄目だと思った!あきらめなくて良かった!!
八の字や目視外はダメダメでも、練習で気にしていた距離感の部分はほぼ完璧だったとお褒め頂いた。嬉しい。

実技試験の後は飛行計画や重大インシデントの試験へ。そちらも合格。
やった~!!!これで残すは学科試験のみだぜ!!
そう思っていた私だった、が。。。

思わぬ落とし穴。申請が面倒すぎる!!

スクールの先生「けろさん、技能証明申請者番号ってとってます?」
けろ「?????」
スクールの先生「それを取らないと合格書類が発行できないです」
けろ「まじすか」
スクールの先生「あと学科試験もその番号が無いと受けられない」
けろ「まじすか……」

そう、ドローンの国家資格は、学科試験以前にいろいろ登録作業が必要!
ちょっと調べればわかる事だから、完全に私の落ち度である。が、さすがに面倒すぎじゃないですかね!?資格とるのにサイトに3つも登録しないといけないとか、いくら何でも手間が過ぎません!?ねぇ偉い人!!

という訳で、noteを書き進めている現在、まだ学科試験の予約すら取れていません。無念。
なるべく早く資格ゲットのご報告が出来るように進めていきたい。進捗は引き続きnoteに書く予定なので、良ければまた読みに来てください。


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