C向けサービスのための、“市場の波”の探し方【Off Topic Ep197】
宮武徹郎と草野美木が、アメリカを中心とした最新テクノロジーやスタートアップビジネスの情報を、広く掘り下げながら紹介するポッドキャスト『Off Topic』。このnoteでは、番組のエピソードからトピックをピックアップして再構成したものをお届けする。
今回は「#197 今C向けアプリを作るのは何故難しいのか?」のなかから、「C向けサービスが探すべき市場の波」をピックアップ。広告活用の制限・規制など、新たなC向けサービス/アプリがスケールしていくうえでのハードルがさまざまにあるなかで、その困難をどう乗りこなし、ハックしていくべきなのか?
いかに初動を生み出すか?
これまで、SNSをはじめとしたC向けアプリのもっともスタンダードな初期のアプローチは、特定のコミュニティや地域とか世代をターゲットにするところからスタートし、徐々に口コミで伸ばしていくというものだった。例えば、Facebookはハーバード大生のユーザーに、口コミとオーガニックなディスカバリー、またバイラルコンテンツなどを活用しながらアイビーリーグ、全米の大学、一般ユーザーへと射程を拡げていった。
それが近年では、クロスプロモーションによる初動の動きをつくるケースも再び目立ち始めている。セレブリティやインフルエンサーとのコラボレーションや自社サービス間でのクロスプロモーションは従来からある手法だが、特に後者において、MetaのThreadsはInstagramと、バイトダンスが次々とローンチする新サービスはTikTokと連携してプロモーションすることによって、新サービスのユーザーを爆発的に伸ばすなど、有効な手段として用いられている。
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