器を空にする時
油断するとついつい器いっぱいまでモリモリに仕事を詰めちゃう癖がありまして、いい歳なんだしこれどうにかしなきゃなと最近ずっと思っています。
どうもね、アクセルは踏めるけどブレーキや一時停止ができない。
過積載でブレーキが効きづらくなるように、人生でも持っている荷物や抱えている仕事の量と、立ち止まる時に使うエネルギーって釣り合っているようにも感じます。
これってやっぱり一種のフリーランス病というか、一瞬でも仕事のない時期を味わったばかりに、仕事は無理してでも獲得しておくものだという誤った認識が染み付いているのかもしれません。
でも、過去に一回仕事を積み込みすぎた状態で転んで痛い目にあったことがありまして、最近このままだと同じことをしそうな予感がしています。
ここはちょっとブレーキを踏んで、少し荷物をおろします。大怪我をする前に。
人生というトロフィー
まだ4割くらいしか生きていないので、人生を語れるほどの経験はないのですが、どうもトロフィー=杯に似ているなって思うんです。
器があって、台座があって、装飾があって、宝石がついていたりする。
器は予定や仕事、これはたくさん入れると溢れるし、すでにいっぱいだと新しいものは入れられない。
台座が体力や技術などのベースになるもの。これは誰にも奪われないし、器の中身がなくなっても残る。
装飾はキャリアの肩書や過去の実績の見え方や外見など。ある程度は自分でも作り込めるし、文字通り箔をつけることでキラキラにもなる。
で、とっておきの売りが宝石になってハマってる。それこそ小さな実績から、大きな受賞歴なんかまで。
そう考えた時に、やっぱり何か新しい物事をしようと思ったら、器の中身は減らさなきゃいけない。
今回のを教訓に、ちょっと仕事を請ける量をセーブしようと思います。過積載のまんま走って転んだら、中身が全部出ちゃうしね。
まぁ、たとえ何かで失敗して中身を失ったとしても、台座が変わらなければまた新しい何かを入れていけばいい。
実際、フリーランスになってみて、一度空っぽを経験して入れ直してきたので、空っぽになることはそんなに悪いことではないとも思っているんです。
とはいえ、整理していって中身を空にする=転職や独立と、すでに中身いっぱいの状態ですっ転んでぶちまけるのは話が別。前者は徐々に荷物をおろしていくけれど、後者は大破しちゃってますからね。
というわけで、泣く泣くですがCXO Night 4を参加辞退。。。note枠のキャンセル待ち6名のどなたかにお譲りします。
昨日も長野に古材と建材の買付で500kmぶっ続けで運転しまして、疲れもちょっとピークにキテます。(買付自体はすごくいいのが買えたので、来週こそ内装デザイン編のレポートします。)
ちょっと一息いれる余裕があるわけではないのですが、今ある仕事を片付けつつ、巻きで追いついて整理できるまでちょっとベースを調整します。
読んでいただいてありがとうございます。
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