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2019年、今年の締めくくりと未来予想の話
ここ1週間ほどちょっと体調を崩して、そこに溜まっていた仕事が追い打ちをかける感じで全く余裕がなくあくせくと過ごしてきました。
そんなわけでちょっと更新を止めていたのですが、もう年末で残り数日...定額マガジン残りの2本をどうしようかなということで、今年の締めくくり的に1本は来年の予測的なものを、もう1本は今年の反省を書くことにします。
で、いきなり反省会だと気持ちも沈んじゃうので、もうちょい希望の持てる未来の話からしましょうか。
1.2020はオリンピック、その後は?
来年はいよいよオリンピックイヤーです。真夏のオリンピックなので、熱中症はもちろん台風などの災害含めてめちゃくちゃ不安点が残りますが...実際のところ、経済効果はあるんでしょうね。
僕の仕事は思いっきりこのオリンピックバブルの影響を受けていまして、来年春に竣工する施設周りのテナント設計を色々とやっています。
それらが同時に締め切りをむかえてアップアップなのです...まぁ、自業自得ですね。
問題はオリンピックの終わった後のことで、後回しにしてきたもろもろのツケが噴出してくるのが来年秋〜冬でしょう。
経済の落ち込みは避けられないでしょうし、少子高齢化&高齢者増による社会福祉費の増大がもっと顕著に響いてくる気もしています。
後述する働き方改革...という名の下に民間企業に社会福祉費を押し付ける政策はもっと増えていくでしょうし、それを逃れるハック的なやり方とのイタチごっこが社会問題になる気もします。
...って、暗い話になってしまった...
逆にいうと高騰していた地価がちょっと落ち着いたり、背伸びして作った箱がダメになって空白地帯が生まれたら、新しいことに挑戦する人にとってはチャンスになると思います。ピンチはチャンス!
沈む業界や倒産も増えるでしょうが、良くも悪くもいろいろなことがターニングポイントとなる年になりそうです。
2.盛り上がりは西へ移動する?
暗い話の次に、明るい話題もあります。一つは大阪・関西万博。
これは2025年予定ですが、今からすでに動き出していて、僕の友人なども関西の企業さんのブランディング周りをお手伝いしていたりしています。
経済効果はオリンピックほどではないのでは?とも言われていますが、東京含めた首都圏全体の広域さに対して万博の対象範囲が大阪周辺に固まっているので、局地的なメリットの濃さは大きいのでは?と感じています。
もう一つが、福岡県の国家戦略特区指定による大規模再開発です。
福岡空港に行ったことある方はご存知かもしれませんが、福岡って空港がめっちゃ都市部にあるんですよ。で、その影響で高層ビルの建設規制が厳しかったんですね。
これが国家戦略特区指定によって規制緩和されて、超高層ビルを含む大規模な再開発が計画されています。
もともとIT特化&アジア圏からの交通の利便性で売り込んでいるところに、追い風になる規制緩和。
大阪万博&福岡特区の実現で、東京に偏っていた経済&人口バランスがちょっと是正されるのでは?と思っています。福岡はゴハン美味しいのでそろそろ仕事で呼ばれたいです。
3.本当の働き方革命がやってくる
高裁で争われていた定年再雇用での雇用条件改悪&給与激減に対して「定年前後の労働条件の継続性・連続性が一定程度確保されることが原則」という判決が出たことで、各企業は戦々恐々としています。
今も65歳までの雇用延長→70歳までにしようという動きもあり、もう年金回らないし年金支給開始年齢をなるべく後回しにして、その間のお金は民間企業さんが雇って稼がせてあげてね、というのが政府の本音です。
これに対して年功序列で給与が高止まりした50代ポジションがそのまんま70歳までスライドすると、対価と成果が見合わなくて困るのが企業側の本音。で、要するに早期退職という名のリストララッシュが始まりつつあるわけですね。
50歳で年俸800万円を20年だと1億6000万円なわけで、今まではそれが65でリセット年俸350万円にできたのですが、おそらく2-3割カットの500万円くらいまでにしなさいという判例が出ちゃうと結局50歳社員を70歳まで雇うと1億円必要になるんです。
経営サイドとしてはこれは解約不可能な長期ローンを組まされるようなものなので、来年以降の雇用問題はまた結構荒れそうな気がしています。
かたや20代は人手不足で売り手市場なのでさほど問題はないのですが、キャリアアップという点も踏まえて中長期で見ていかないと、先に進んだときに業界ごと沈むリスクもたくさんあります。
30代〜40代は現時点での勝敗よりも、先を見据えて軸になるものを2020年代で作れるかで残りの人生の先行きがはっきり別れそうです。
長期安定型だったローリスク&長期スパンのローリターンな時代から、ハイリスク&ハイリターンな時代に変わってきている感じですね。
ギグ・エコノミー(インターネットを通じて単発仕事を受注する働き方)の問題もたくさん出てきていますし、時代の移り変わりをダイレクトに体験する2020年代になりそうです。
というわけで、ここまでですでに2000文字。続きは定額マガジン読者さん向けに、もうちょい先の未来予測を書いておきます。
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