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店名にこだわれ!地図アプリ時代、デジタルへのお店の看板の立て方
ひと昔前、飲食店を探そうと思ったら見るものは雑誌やテレビでした。東京ウォーカーや各種ライフスタイル誌に掲載されているお店を見てチェックしたり、テレビで流れたお店の電話番号をメモったり。
やがてそれはインターネットでの検索に移っていき、食べログやRettyなどの各種グルメレビューサイトが隆盛してきます。
そして現在、お店選びの導入経路はものすごく多様になりました。
2020年のお店への流入経路
1.TVやCM
2.雑誌など
3.広告看板
4.呼込みやチラシ
5.グルメレビューサイト
6.検索エンジン
7.SNSでの口コミ
8.自社WEBサイト
パッと考えただけでもこれだけあります。
これだけ手段が豊富だと、いったい何をどうすれば?と悩んでしまいますよね。
実際、お金があれば全部やる!というのが効くとは思います。
でも現実は投下できるリソースは限られていますし、なによりもどれが効きやすくて費用対効果が高いのか?が重要でしょう。
で、もうタイトルでバレてるんですけど、これからの時代に効いてくる方法の一つが「店名にこだわること」なのでは?というのが本日のお話です。
お店にたどり着くルートとは?
レストランへの導入経路をもう少し詳しく考えてみましょう。いくつかルートがありますが、大きい分岐は事前にそのお店を知っているか、つまり認知の有無です。
A.お店の名前を知っている
B.お店の名前を知らない
この場合、Aはすでに店名や存在を知っている状態で、場合によってはチェーン店などで他ですでに食べたことがあるかもしれません。この状態だと、ほぼ無意識で選択肢に入ることができます。
なので、できれば常にAの状態にできるのが理想なのですが、今回ここは割愛します。
逆にBの場合、名前を知らないお店にいきなり入るのはハードルが一気に上がります。でも、多くの場合はよほどグルメマニアで日々情報を漁っている人でもない限り、ほとんどのお店の名前は把握していません。
そこで、Bからお店にたどりつくルートをさらに考えてみます。
B.お店の名前を知らない
B-1.検索で調べる
B-2.ハッシュタグで調べる
B-3.食べログなどで調べる
B-4.地図アプリで調べる
B-1.検索で調べる
これは僕もやりますが、出先で「新宿 ラーメン」って検索したりする方法ですね。ほとんどの場合は食べログやRettyの「新宿ラーメン人気TOP20」などが上位に出てきます。Googleの場合はMAP連携で近場の人気店がTOP表示で出てきますね。
B-2.ハッシュタグで調べる
ここ数年聞くようになった、InstagramなどのSNSで直接ハッシュタグを調べる方法ですね。口コミをいきなり見られるのが特徴です。
B-3.食べログなどで調べる
すっかり定番になりましたレビューサイトで調べる方法です。でもこれ、PR表示ができたりするので、店側発信の情報とお客さんのクチコミが混ざって表示されるので信憑性の波があります。
B-4.地図アプリで調べる
現在地周辺ですぐに行けそうなお店をサクッと調べるときに便利です。B-1の検索エンジンでGoogleを使うとMAP連動した情報が出てくるので、最終的にこっちに誘導されます。
というわけで...おそらく、名前を知らないお店の場合は最終的に「地図情報」にアクセスしてからお店へ実際に足を向けることになる場合が多そうです。
そこで重要になるのが「店名」です。
地図アプリはあくまでも地図なので、地図上での表示は店名のみ。だからこそ、店名で業態やサービスを連想させつつ記憶に残って選択肢に入る必要が高いのです。
個性的な店名が増えている
上記のデジタル化の影響を受けるかのように、ここ10年ちょっとの間に個性的な店名のお店は増えました。
中には差別化戦略として思いっきり個性的な店名をつけるところもありますが、検索エンジン対策も含めてよく練られているなぁ...と思う店名のお店をいくつか紹介します。
最近は商業施設にもテナントで入っているチェーン系のお店です。店名が「かにチャーハンの店」という潔さで、メニューもかにチャーハンで数種類と振り切っています。何屋さんかがわかりやすいのに、ライバル店が以外に少ないうまくハマっている事例。
「パンとエスプレッソと」という店名そのままの、パン+カフェ業態。2009年OPENなので、なんやかんやでもう10年越えのお店です。ここはパンも美味しいので表参道の打ち合わせの時はたまに立ち寄ります。
キタ!!!
— さめすけ@六本木 UberEatsで焼にく丼 (@ukc_01) January 6, 2020
ウチは牧場だから The Awacro Cattle Farm の配達 | Tokyo | Uber Eats https://t.co/AqiK9zAyTo
さめすけさんの始められたUVEReats専売の焼肉丼のお店@六本木エリア。牧場直送の銘柄牛をお手頃価格で食べられる店名が「ウチは牧場だから」という分かりやすさ。
あえてメイン商品の肉を売りには出さず、牧場直送というポイントに絞っているのは今後の展開でメニューが増えたりがあるのかな?
店名で訴求系だけどストレートに商品がイメージできるわ。
— ヤマシタ マサトシ (@OFFRECO1) January 9, 2020
そして飲食の看板でこのシンプルさは珍しい。 https://t.co/jTC7Tro0eB
「焼肉は、米と食べなきゃ意味がない。」という強烈なキャッチコピー。これ実は店名はTOREROなので今回のとちょっと違うのですが、Foodメニュー含めてこのキャッチコピーを推しまくっているので、いずれは店名がこっちに変わるのでは?という気すらします。
「カレーは飲み物。」も、出始めの頃こそイロモノ系のお店と揶揄されましたがすっかり定着した感じがありますね。系列店で「とんかつは飲み物。」もあります。
ここら辺のちょっとネタなんじゃない?という店名はSNSのシェアなどとは相性が良さそうです。
「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか」というお店がとても気になった今朝のGoogle Map pic.twitter.com/a16KDhi2FL
— さえきほのか (@saeki151) January 17, 2020
まさしくGoogleMAPで見かけて気になってしまったという「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか」というお店。疑問文系の店名って珍しいですが、これは記憶に残ってしまいます。。。
つけ蕎麦系のお店のようですが、つけ蕎麦美味しいですよね。豚しゃぶ+揚げ玉+刻みネギ+温泉卵+濃いめのツユで蕎麦っていう組み合わせはもっと流行ってお店増えて欲しいくらい美味いです。このお店もちょっと行ってみたい。
他にも何店かあるのですが、こうしてみてみるとどれもキャッチコピーか?と思うような強烈な店名ですよね。
店名をつける...ってなると、いろいろな思いを込めて複雑なのにしちゃいがちですが、意外とストレートなのが効くのかもしれませんね。
続きの部分では、定額マガジン読者さん向けにいろいろな店名を見て考えた「店名づくりの方程式」をメモっておきます。
今回はここから定額マガジン向けです!
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