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段取り八分、準備は実行の4倍
クリスマスですね。みなさんは何かいいことありましたか?
僕は施工の遅れている吉祥寺の現場でずっと左官やってました。1日中、掃除と計量と材料攪拌、そしてひたすらコテで床面にネタを塗りつけて押さえる作業。
で、やっていて思ったのですが、施工の段取りって仕事の流れの基本が詰まっているんですよ。
それこそWEB開発でよく言われるWBS=ワーク・ブレイクダウン・ストラクチャーという全体の段取り行程表。同じようなことを施工現場でも工程表といってやるのですが、これをさらに作業用に落としたりするんです。
特に今回、僕がDIYで使っている左官材料がモールテックスというちょっと特殊な材料でして、1mm厚という薄さで防水性があって、かつ弾性もあるから下地にある程度追従してクラック(ヒビ割れ)も入りづらいという材料なんです。
一見すると超高性能な床仕上げなのですが弱点もあって、材料の値段がちょっと高め、計量が1g単位でシビア、粉と樹脂の材料の攪拌をすると20-30分でほぼ固まり始めるから施工時間がタイトになるetc...
公式サイトで「プロの左官職人さんでも講習を受けてから使ってもらう」と書かれるほど、難易度高めの材料です。
そうなると、なおさら段取りと準備が大事なんですね。僕みたいにピンで施工するならなおさら。
段取り八分で腹積もり
段取り八分、という言葉があります。これは、ほとんどのことは段取りが80%で決まるよという事です。
つまり、段取り80%に対して実行が20%。極端に言えば、準備は実行の4倍やれという事ですね。
まぁルーティーンで使いまわせる準備もあるので、実際は準備は実行の2倍〜3倍くらいでしょうか。
例えば、今回の左官作業にしても以下の準備が必要です。
・材料を使う面積の計算
・材料の選定と発注
・材料の荷受けと整理
・計量道具を揃える(すでに持ってる)
・左官道具を揃える(すでに持ってる)
・左官する範囲の周辺の養生とマスキング
・左官する箇所の下地調整
・左官する箇所のシーラー塗装
・材料の計量
・作業後の道具を洗える準備
ここまでやって、ようやく計量してある材料を混ぜて左官のネタ作りです。ほとんど準備時間。。。
うーん、コテの波模様とか以前に奥のつなぎ目とかまだまだですね。
左官むずかしい。
段取りとしてはもっと広い面積を一度にぬれるように人手を手配したりもするべきだった気もしますが、そこらへんは予算との兼ね合いもゴニョゴニョ。。。
・・・さて、そんなこんなで今日も左官頑張ります。
なんかしばらくDIY日記みたいになりそうです。
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