喫茶結社さんを勝手にコンサルしてみた

先日、僕のお店の #あわい吉祥寺 で定額マガジン購読者さん向けに1晩だけBARを開けたんですね。で、その日はちょうど雨だったりもして、当初は5名予約だったのが体調不良とか色々ありまして結果...2名に！

まぁ、これは僕のイベント設計の不備もあるのでアレなんですけど、売上的には散々でしたが結果的には少人数で濃い話ができてとても楽しかったんです。

参加者のお一人は、こんちゃんさん。

その夜に色々とお話をして、明らかな偏愛ポイントが結構ある方で、「え？そのナポリタンへのこだわり、めっちゃおもしろいしnote書いてくださいよ！」って言ったら翌朝には書いてくれました。

このnote、めっちゃ良いんですよ。何より美味そうだし、情熱がほとばしっている。結果的に編集部おすすめ入りもして、スキ250くらい集まっています。こんちゃんさん初プチバズ、おめでとうございます！

で、もう1人の参加者さんが、テラニシ・シュウヘイ / 喫茶結社さん。珈琲のイベントを定期的に開催されていて、いずれは開業したいと意気込んでおられるお方です。

彼は卒業後に飲食業の海外部門？で働いていてインドネシアで仕事をしていて、帰国して現在は同じく飲食やりつつ開業準備をしているそうです。

ほぼ月1で「喫茶結社」というイベントを開かれているなどすごく意欲も行動力もあるし、これはぜひ応援したいところ。

コーヒーとカフェは儲からない現実

いきなりこんなこと言うとアレなんですけど、まずコーヒーとかカフェってね、儲からないんですよ。マジで、ぜんぜん、儲からない。

独身時代の趣味としてはいいのですが、これでしばらく食って行こうと思うとかなりのハードモードです。

特にイベントだと来場者1000人規模のイベントにブース出展して、500円のコーヒーが100杯くらい売れて、出店料と搬入搬出費と人件費がようやくペイできるって感じです。

【 コーヒーでイベント出展した場合の例 】
会場費¥2,000/1day ＋売上歩合20%
コーヒー1杯 500円で設定
容器と豆と水で 1杯100円の原価
搬入搬出装飾など諸経費で¥5,000-

500円×100杯＝50,000
売上歩合　¥10,000-
提供原価　¥10,000-
諸経費等　¥5,000-
会場料金　¥2000-
利益　¥23,000-（準備時間含む）

これ、利益23,000円だけど1人で回せば行けてもスタッフ1名連れていったらアウトですね。つまり、休憩中とかトイレ行っている間は回せないし、ずっとコーヒー淹れ続ける前提です。しかも食材ロスが出ていないというドリームプラン。

1杯の提供にオーダー受けてから5分かかるとして、1時間に12杯しか淹れられない。アイスとか手早いヤツも用意して、あれこれやってようやく届くのが1時間20〜30杯/スタッフ1名で、ピークタイムも順調にさばけないと100杯超えは難しい。

しかもイベントって別に毎日ないからね。毎週どこかに出れたとして、平日どうする問題もあります。

ではお店を持ってとなれば言うまでもなく家賃などの固定費もかかってきますから、まともなやり方では消耗戦に突入しちゃうのがカフェ経営...茨の道です...

かといって抽出時間の早い高品質のエスプレッソマシンはめっちゃ高くて1台200-300万円とかザラですしね。それでもカフェラテ1杯600円くらいが良いところですから、薄利多売前提なビジネスモデルなんです。

しかし、彼の意欲は成功する方向に進んでほしい。なんせ、大事な読者さんだし！

そんなわけで、今月から毎月1名ですが定期購読マガジン読者さんを勝手にコンテンツコンサルしていくことにします。

そう、人の粗ならよく見える！ってヤツです。勝手に書くので以降はマガジン読者さん向けですが、僕ならこうする！の、湧き出るアイデアをメモっておきます。

今回はここから定額マガジン向けです！
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