「就活生の過剰な緊張をOFF、面接で『対話を大切にする心』まで届けたい」
「医療や介護に頼らず、誰でも健康で美しくいられる社会を実現する」というビジョンを掲げるアエナには、ビジョンに共感し情熱を持って働く社員が数多く在籍しています。「OFF Journal」では「わたしとOFF」をテーマに、オフプライス事業にかける想いや、アエナのひとりひとりが大切にする「OFF」についてインタビューしています。
第2回記事に登場するのは、人材採用に携わる入社5年目の星純玲さん。入社歴に関係なく、何にでも挑戦できるアエナの可能性にワクワクして入社を決めた星さんは現在、同じ方向を目指して働いてくれる新卒の採用に励んでいます。そんな彼女が考える「OFF」は、自然体であること。自分自身がありのままであることと、学生の本音を引き出すことを大切にしながらアエナで働く様子を伺いました。
就活生の願いに寄り添った選考を。素を出せる会社で安心して働いてほしい
ーー星さんは現在新卒採用をメインに取り組んでいるんですよね。
星さん
はい、現在は新卒採用の1次面接とリクルーター面談を担当しています。
リクルーター面談は選考の途中段階で行いますが、合否にはまったく関係ありません。ただ、就活生が納得した決断ができるようにサポートする機会として設けています。
ーー就活生が納得した決断が出来るようにサポートとは、具体的に何をしているのでしょうか?
星さん
一緒に走るようなイメージで、就活生それぞれのニーズに応じて情報をお渡ししています。
就活生自身、会社のことをよく知らないまま、自分の本心がわからないまま就活を始めるんです。人それぞれ叶えたい夢、人生の目標はもちろん違うと思います。本人も知らないその願いを引き出すために、リクルーター面談を使ってもらえればいいなと思います。アエナに入社したら、自分の人生の夢まで一緒に叶えられる!というのがお互いにとって理想ですよね。
ーー「本人も知らない願いを引き出す」、とても難しいことですよね。信頼関係が必要になると思いますが、就活生と接するときに気を付けていることはありますか?
星さん
そうですね。面接というと堅苦しいものをイメージする方が多いですが、面接であっても取り繕った状態ではなく、その方のお人柄を素直に知りたいという気持ちが一番です。面接中、就活生と一緒に大笑いすることもありますよ!その方が会社としてもミスマッチを防ぐことができますし、就活生側も「素を出せちゃう会社」の方が、安心して入社できますよね。「入社してからの自分」とのギャップに苦しむこともないので、本当にwin-winなんです!
ーー私もあがり症で面接が苦手だったので、1年前星さんに面接をしてもらって、温かい言葉や雰囲気に助けられました。アエナの面接の形は、星さんが主体となりつくったものでしょうか?
星さん
私だけが何か特別意識して、発信しているわけではありません。同期から受けた良い影響、人材開発室の仲間から受けた良い影響といった「アエナの文化」を五感で感じ取って吸収してきました。そもそもアエナには「思いやり」が溢れているので、それを会社の顔として、採用担当から就活生に少しでも伝えられるといいなとは思っています。
ーーアエナの「思いやり」が就活生に伝わって緊張を解くことにつながるといいですよね。
星さん
なるべく過剰な緊張を「OFF」して、その人の本質を捉えたいというのはもちろんですが、緊張が解けない方も中にはいます。でも、就活生として「ON」の状態になれるのも、とても素敵なことだと思います!
もし緊張が解けないようであれば、その緊張するバックグラウンドまで知ることが出来たら嬉しいです。
「人が好き」が私の個性。
入社してから気づかされました。
まわりの声で、自分のキャリアに悩む時間もOFF
ーー星さんが採用業務に携わることになったきっかけは何でしょうか?
星さん
私がまだ学生だった頃、アエナの面接で「人材開発に興味があります」とお話ししました。それに対して代表の馬場が「じゃあやってみればいいじゃない!」と言ってくれて、驚いたことを今でも覚えています。
実際に入社してからも、「店舗で経験を積んだ後、10年後くらいに人材の仕事ができればいいな」と考えていましたが、「10年後なんてもったいないから今やればいいじゃん!」と勧めをうけて1年目の10月から店舗運営部と人材開発室を兼任することになりました。
ーー目指すキャリアを築くまでに「悩む時間」もOFFして、早いうちから挑戦できたのは嬉しいですよね!店舗と人材開発室の掛け持ちは想像するだけで大変そうですが、どうでしたか?
星さん
私にとってはどちらもまったく違った楽しさがあったので、本当は両方ずっと続けたかったんですよ。でも、どちらも中途半端になってしまうところがやはりあって……。
どちらかに専念してさらに活躍してほしいと言われて、2年目の4月からは人材開発室に専念すると決めました。
ーーどちらのお仕事もそれぞれ楽しんでいる中で、人材開発室でのキャリアを選んだ理由は何でしょうか?
星さん
当時の上司から「目の前の楽しいという気持ちだけではなく、10年後自分はどのような才能が開花するかを考えて選択した方がいいのではないか」というアドバイスを受けて、人材開発室に専念することを決めました。
私がまわりの人に褒めてもらえる長所として、「星さんは人が好きだね、素直だね、人とのコミュニケーションが上手だね」など、人に関わる仕事で活かせることが多かったんです。人が好きなのは私にとっては当たり前でしたが、それは私の個性なんだと入社してからはじめて気づかされました。
ずっと「OFF」のまま、日々を楽しむ
ーー今回のインタビューは「OFF」がテーマです。星さんにとってのOFFはなんでしょうか?
飾らず、ありのままの状態であることだと思います。そう考えると、緊張感がないということではありませんが、私はOFFのままお仕事に取り組んで、OFFのままでお休みを楽しんでいるので、気持ち的にはとても楽ですね。
「食べること」と「人とお話しすること」が好きなので、お休みの日は友達とカフェに行ってお喋りをしていることが多いです。久しぶりに会った友達と、今はどんなお仕事をしているかなど、お互いの近況をシェアしている時間が楽しいです。あとは走ったり、フェンシングをしたり、とにかく運動ですね!
ーー「人が好きで、知りたい」という星さんの気持ちは、お仕事でもお休みでも常に一貫してあるんですね。
星さん
たしかにお休みの日と、仕事の日でやっていることはあまり変わらないですね。気になることがあると、うずうずして質問してしまう性格なんです!たくさん質問するので、話しているとあっという間に時間が経ってしまいます。プライベートでも、自然と聞き役になることが多いかもしれません。
最後は「私」じゃなくて、「アエナ」を見て決めてほしい
ーー星さんは今後どのような人を採用し、一緒に働いていきたいですか?
星さん
大学で何を学んだかよりも、これから何を学びたいかという気持ちを大切に考えています。あとは「利他の精神」や「チャレンジ精神」を持っている方も魅力的だと思います。利他の精神といっても難しいものではなく、例えば相手のためにドアを開けてあげるなど、小さな思いやりでも素敵だと思います。それはアエナの掲げるビジョンやミッションを達成していくことにもつながります。
ーー「面接で出会った人材開発室の人たちと一緒に働きたい」という理由で入社を決める方も多いですが、それがやりがいにもつながっていますか?
星さん
もちろんです!
「星さんと一緒に働きたいので入社を決めました」と言ってくれる方もいて、その言葉は私にとって大きなやりがいであり、原動力にもなっています!「この方の人生の一部に関わることができたな」という気持ちで感激しますし、入社を決めてくださった方はその後もできるだけサポートしていきたいと思っています。
ただ、自分や個人にだけフォーカスが当たるのは、採用担当者としては失敗だと考えています。
ーー失敗というのはどういうことでしょう?
星さん
「星さんと働きたい」といった、特定の誰かと働きたいという想いが、そのまま会社全体へと向かうといいなと思います。
就活生と社員のコミュニケーションの場である先輩座談会には、いろいろな部署の様々な社員に参加してもらっています。就活生の最初の窓口となる人材開発室のメンバーだけでなく、多くの社員と触れあってもらうことで、アエナという会社全体の雰囲気や魅力が「入社の決め手」になる方を増やしたいですね。
★編集後記
皆さんは面接、お好きですか?
私は口下手であがり症。学生時代、面接がある日は一日中憂鬱でした。
アエナの面接では初めて「用意した言葉」ではなく、下手でも「自分自身の気持ち」を伝えることができて、とても嬉しかったことを覚えています。
星さんの柔らかい笑顔と「大丈夫だよ~」の言葉に今でも救われることがあります!