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#4【HSP/Hoan】作り手の気持ち

こんにちは。Hoanと申します。

今日は前回に引き続き、5番目にYouTubeに投稿した「HSP」について作ったときの気持ちや歌詞に込められた想いなどをお話しできたらと思います。

どうぞよろしくお願いします。


まずはぜひ一度楽曲を聴いてみていただけたらと思います。


ではここから作り手の気持ちを綴りたいと思います。


歌詞

Aメロ
僕は家を出た
してみたくなった
でも「普通」を恐れて
不安になった

僕は君とは違う
それもマイナスな方に
僕は君とは違う
それもマイナスな方に

A’メロ
僕は家を出た
やっと叶った
そう思っていたのに
もう抱え込んでいた

君は僕とは違う
それはそれは美しくて
君は僕とは違う
君は僕と違うんだ

サビ
なんて生きづらい世を生きてるんだ
マイノリティーを誰か認めてよ
なんて生きづらい世を生きてるんだ
生き残るだけで精一杯なんだ
誰か僕を愛して褒めて抱きしめてよ

それだけでいいよ
それだけで世界を救うんだ

Cメロ
閉じ込めてたこの想いも
苦しく感じた青色の空気も
いつもとなにかが違って見えた
でも私しか知らない
私しか気づいてないんだ

Dメロ
こんなこと分かりたくない
病気じゃないから治せない
張り詰めた透明を溶かしてよ

落ちサビ
なんて生きづらい世を生きてるんだ
マイノリティーを誰かアイデンティティだと求めてよ

サビ
なんて生きづらい世を生きてるんだ
マイノリティーを誰か認めてよ
なんて生きづらい世を生きてるんだ
生き残るだけで精一杯なんだ
誰か僕を愛して褒めて抱きしめてよ


この曲はHSPや繊細さんと呼ばれる生まれ持った性質について述べています。

HSPとは「Highly Sensitive Person」の略称で感受性が強く敏感な気質である人のことを指す言葉です。詳しくはネットで調べてみてください。

そして私自身このHSPに当てはまっていることもあり、時々生きづらさを感じることがありました。

なので今回は珍しくノンフィクションの歌詞の部分が存在しています。
と言いつつ主人公は男の子の設定なのですが(笑)

少年に私の気持ちや思いを代弁してもらっているような形になっています。


歌詞1つ1つがかなりストレートで語尾が断定であったり嘆きや願いであったりすることから主人公の切実な気持ちを訴えかけられたらなと思って制作しました。


HSPは統計的には5人に1人くらいの割合で存在しているため、多いと感じる人もいるかもしれませんがそれでもマイノリティーの性質であることに変わりはありません。

なかなか自分の持つ考え方に賛同を得られなかったり、他の人にはわからない辛い気持ちをわかってしまったり…

Cメロでは具体例として「苦しく感じた青色の空気も」という単語を入れてみました。
これは私自身の経験談ですが、例えば学校の教室に入る瞬間や、なんとなく入ってみたカフェの雰囲気など、その1つ1つをとても敏感に感じてしまいます。

少し暗い雰囲気を持っている人や何か落ち込んでいる人の近くにいると私まで青色の空気を吸っているように感じてしまうのです。


そういう辛さが世の中の生きづらさにつながってしまっている姿を描きました。


またメロディーの制作においてもそのような強い感情が伝わるように意識をしました。
特にサビ前の「君は僕と違うんだ」と、1番のサビ終わり「それだけで世界を救うんだ」の2箇所はかなり気持ちを込められるようなメロディー・アレンジを心がけました。

皆様の感情を少しでも動かせたらなと思っています…!
ぜひ注目して聴いてみてください。


そして今回の楽曲には盛り込めませんでしたが、HSPは必ずしもマイナスに働く性質ではありません。その感受性の豊かさから芸術や自然に心を打たれることが多かったり、小説や映画などに共感しやすいとも言われています。


Dメロに「病気じゃないから治せない」というかなり直接的な表現を書いてはいますが、私自身HSPでいることに前向きの気持ちでいます。

HSPという言葉を知る前は自分しかこの感情はわからないのではないか、誰にも共感してもらえないのではないかと辛く不安な気持ちでいっぱいになることもありました。

でもこの言葉を知ってから自分の中で区切りをつけることができ、また感受性が豊かであることが自分の作曲意欲に繋がっているとも今は考えられています。


1人でも多くの人にこのような気持ちを持っている人たちが少なからずいること、HSPと呼ばれる人が存在しているという事実を知ってもらいたくてこのような楽曲を制作しました。

ぜひこの文章を読んでからもう一度「HSP」を聴いていただけると幸いです。



次回はYouTube投稿6曲目にあたる「ちょっと」の紹介をしたいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。

各種リンク:https://lit.link/hoankyoku

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