パパ育休&育休を取ったきっかけ
育休を取るまでの経緯
イヤイヤ期が終わりかけというものの、(当時)まだまだ暴れ盛りで未就園児の2歳の息子がいて、夫婦で日々悩みながら育児をする日々を送っていたところ、2人目を授かったので「育休」を考え始めた。
コロナの影響もあって、仕事もリモートワーク主体になっていたため、はじめは
「リモートで働きながら妻の育児サポートをしよう」と思っていた。
でも、2人目が生まれた後のイメージを繰り返しているうちに、そんなライトな考え方では、結局は妻のワンオぺ負担が増えるだけで、我が家の育児は崩壊してしまうのでは?と思ようになり「育休を取ってみようかな」と考え始めた。
当時は、とにかく2歳の息子のイヤイヤ期(かつ、多動気味)に夫婦で四苦八苦する日々を送っていたし、育休中は給付金も出るということもあり、育休を考えはじめ、最終的に「育休を取ろう」と決心した理由が2つある。
理由 ① 「他に頼れる人がいなかった」
『 新たにベビーが生まれてくる一方、まもなく3歳になる暴れんボーイの息子が、まだ幼稚園に通う前で毎日家にいるし、近くに頼れる人もいなかった。』
息子は気性が激しめで、絵にかいたようなイヤイヤ期絶頂の2歳児を過ごし、息子1人の育児で子供2人分くらいのパワーがかかってるんじゃないかと思っていた。 ※実際、うちの息子しか育てたことがないのでで分からないけど。
そんな、まだ幼稚園にも通っていない暴れんボーイの息子を抱えながら、妻が1人で、これから生まれてくるベビーの面倒もみるとか全く想像できなかった。
あと、妻の故郷は遠方、自分の故郷は比較的近いけど田舎なので親がコロナを怖がって、ここ数年会っていないということもあり、親に頼るという選択肢はなかった。※でも、結局、自分の母親がベビーが生まれる前後2週間手伝いに来てくれた。
理由 ② 「息子の育児の大変さを経験した」
2人目の妊娠で、妻がひどい悪阻で苦しんでいた約1か月間ほど、息子の面倒を見ながらリモートワークをしてみた。
妻の悪阻がひどい日は1日中起き上がれないということもあった。
なので、日々のご飯、子供の付き合い、買い物、お風呂、洗濯、その他育児にまつわるすべて、仕事の合間をみながら、または、会社の妊娠サポート休暇や有休などを駆使しつつ、なんとか乗り切ったけど、「こんなに家事・育児って大変なんだ。奥さんいつもありがとう!」と痛切に実感したことがあった。
日頃、妻に任せていた育児を一人でするのは心細くて、実際に体験してみないと分からないことや感情もあるんだなぁと実感したことで、妻だけがイヤイヤ期前後の息子と赤ちゃんの2人の面倒をワンオペでみるというイメージが湧かなくなってしまった。
その時、育児をライトに考えていた・見ていたということに気づき、そんな自分を反省した。
育休を取るまでの準備
職場との調整
会社では独自の育休制度も整備されていたし、なにより、一緒に働く職場の人達の理解もあって、相談・調整しやすかった。
2人目が生まれて来る10月を見越して、2月ぐらいから近い上司に「育休を取る予定」と宣言をしていたので、その後、自分が不在にする間の業務の整理や引継ぎなど半年かけて調整することができた。
調整時に手助けになったこと
・日頃から、自分の家庭の育児状況を会社の人にも知ってもらっていた。
・周りの人への周知と引継ぎが時間をかけてできたこと。
また、会社全体でみると”既に育休を取っているパパが居た”ということも育休宣言をしやすい雰囲気を作ってくれていたと思う。
取得時に不安だったこと
・会社に申請する際(申請時:2022年[令和4年]10月 )、”これまでの育休”と新しく始まる”産後パパ育休”があり、その違いがなかなか理解できなかった。令和4年10月=育休を取るタイミングから、”産後パパ育休制度”(令和4年10月施行)が始まるということで、申請手続きは会社の人事の方も手探りな部分があった。
・特に取得期間中の給付金が”いつ頃もらえるのか”が、良く分からなかったことが不安だった。(育休が始まってからも不安だった)
給付金については日頃の給与の68%(半年間経過した後は50%)と決まっているので給付される金額いくらになるかは計算できたけど、どのタイミングでもらえるのかがフワッとしていた。無給状態になってから2か月間の勤務実態がないことを確認してから会社が代理でハローワークに申請をしてくれるのは教えてもらっていたけど、具体的に給付金が振り込まれるタイミングが何月何日ぐらいになるとか具体的なことは分からなかった。
実際に育休を取り始めて感じたこと
これは声を大にして言いたいのだけど、「育休は休暇ではない!」ということ。
毎日、家事・育児の多くのタスクがあって、これまで自分がやってこなかった育児の負の部分にもどっぷり浸かることで、育休を取り初めた頃は、寝る頃には疲労感でいっぱいという感じだった。
そんな体験をして思ったのは、「家事・育児って、すごい立派な仕事だ!」ということ。
こんな気持ちを的確にくみ取って制度化しようとしている東京都の取り組みは好きだ。
”育児休暇”ではなく”育業”という呼称をつけた東京都の取り組みは、育児当事者の気持ちに寄り添うものとしても受け取れるし、とても好感が持ててGOODだと思った。呼び名って印象に直結するので、けっこう大事なことだと思う。
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/09/30/08.html
パパ育休を取り始めてから・・・
朝起きてから寝るまでスキのないタスク、そして予定通りいかない急な育児イベントの発生などなど、柔軟で迅速な状況判断と対応が求められる家事・育児をこなす日々を過ごしながら、「あー、自分って育児初心者だったんだなぁ」ということを実感した。
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