パパ育休にむけての準備
前回書いた通り、パパ育休を取得する理由説明や仕事の引継ぎなど、職場内の事前調整はきちんとやってきた。その他にも、「準備しておいてよかったな」と思うことがあったので、書き出してみた。
1.育休制度の理解
正直、「育休」という言葉は知っていても中身についての理解はボヤっとしていた。
まず、ネットや社内の人事規則などを読んで、「育休は”国の制度”であり誰でも取得できる権利であること」を知ることから始めて、国の制度とは別に”会社独自の育休制度”もあるということが分かり、自分が勤務する会社は育休取得には積極的なスタンスなんだなということが分かった。
※育休制度詳細は厚労省のHP(下記リンク)や詳しく解説しているサイトがたくさんあるので、そちらに譲ります。https://www.mhlw.go.jp/content/11911000/000977791.pdf
会社ルールでは、独自に「子供が小学校を卒業するまでの間に合計2年間の育休をとっても良い」となっていて、また、自分が育休を取るタイミング(令和4年10月)から「産後パパ育休」という制度が始まるということで、休みの長さや組み合わせパターンがいくつか選べるので、自分が取るべき育休期間や小間切れで休みを取るかなど、家庭都合とすり合わせながら育休プランを考えることができた。
2.育休を取得する期間の計画
はじめは、『子供が生まれる10月下旬~翌年3月末までの間ぐらいで育休をとろう』とザックリ考えていたけど、育休以外に有休残もあったので、以下の点を気にしながら計画を練ってみた。
①子供が生まれてから「休み→仕事→休み・・・」を繰り返しながら、徐々に育休に入った方が良いかどうか。また有休残をどれぐらい使うべきか。
この点は、あまり迷うことなく、2人目が生まれる10月下旬から完全に育休に入ろうと思っていた。就園前の暴れんボーイの息子に赤ちゃんが増えるだけで生活リズムが変わるので、まずはガッツリ仕事は休んで、新しい家族を迎えてからの生活リズムをしっかり作っていこうと思った。
②有休残があること。また、(有休消化後に)完全無給の状態を2か月間経た後、さらに会社が代理でハローワークに申請し承認されないと給付金が振り込まれないが、その間の金銭的余裕は問題ないか。
この点は、現金の貯蓄残高を見ながら、いつまで有休残を使っていつから無給状態になれば家計への影響を小さくできるかをポイントに考えてみた。有休消化期間中は給付金対象の期間にカウントされず、有休期間が終わってから完全無給の状態を2か月経た後、会社からハロワに申請し承認がおりてからの給付金振込になるので、その間、普通に生活できる現金が手元に準備できるかどうかをシミュレーションした。
11月初旬まで有休を取った分は11月の給与として振り込まれる。11月中旬から無給状態にはなるものの、11月中旬~1月中旬の2か月の無給状態を経て、その間の分の給付金が2月には入ってくるだろうという想定をした。また、12月には育休に入る前の上期分のボーナスも入ってくるので全然問題ないだろうという見通しをした。※無給状態の育休期間中でも12月の上期分ボーナスは支給される。これは3月~9月の上期分のボーナスなので、給付金支給条件の2か月間=11月~1月までの無給期間内の給与としてはカウントされない。)
③育休から復職するタイミングをいつにするか。
人事の人からのアドバイスもあり、最終的に『5月初旬(GWが終わる)まで』にすることにした。
”育休終わりのタイミング”については、息子が幼稚園に通い始めるのが4月から働き始めるつもりで、初めは「3月に育休終了でいいや」と思っていたけど、人事の方から「幼稚園に通い始めてから少しの間、生活リズムができるまでは育休を取った方があとあと楽ですよ。」という親切なアドバイスもあって、4月いっぱいは新たに幼稚園に通い始める息子と一緒に新しい生活リズムを作ることにした。
いざ育休が始まってみて「もう少し頑張ってシミュレーションしておけばよかったな」の後悔したのが、やはり、お金のこと。結局、当初の見通しが甘く出費が増えてしまった。主なものは以下の通り。
<育休期間中の収入シミュレーションで見通しが甘かったこと>
・実は育休を2種類取っているので、上記のシミュレーションが間違っていた。
・(育休に入る前の)月々の収支をきちんと把握していなかった。
・実は、生まれて来る子供や幼稚園に行く子供のために、想定以上のお金がかかった。
詳細は別途ですが、結論、金銭シミュレーションにおける支出はギリギリではなく、けっこう多めに見積もっておいた方が良い!ということ。(当たり前のことかもだけど)
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