【NO.0106】 縁の下のイミグレ
先日、「縁の下のイミグレ」観てきました。
とある行政書士のオフィスを舞台に(映画のほとんどがこのオフィスでの場面でした!!)現状の海外からやって来る技能実習生という名の出稼ぎ労働者の実態を、コンパクトに表現した映画。1時間半ほどの映画がすごく短く感じられました。
外国人技能実習制度からより労働力確保を目的とした、特定技能精度をスタートさせ、ヨーロッパで様々な移民の問題が噴出している現実があることも顧みず、事実上の移民の受け入れが始まったと言ってよい。
この映画とその問題をダイレクトに表した動画がありますので、ご紹介します。
仕事を求めてくる実習生と日本の企業の思惑、大きな乖離があるようです。しかし、実習生もタフな部分もあって、稼げるのなら、どんな仕事も厭わないという部分もあります。どうしても低賃金労働者という部分しか見ない私たちが、もう少し彼らの現実を理解してあげることが必要だということを改めて感じました。
さらに彼らは、稼ぐことが第一の目的、今はまだ、こうした労働者の受け入れ環境が整っている日本に目を向けてくれていますが、しかし、このまま日本が経済的に世界での地位が低下し、稼ぐことができなくなってきているようです。このまま、彼らを低賃金で働く都合の良い奴隷とみることを続ければ、この日本、彼らからも見捨てられることになるでしょう。
日本は、根本的に、自国の産業を発展させるための対策を講じないと、自国民にでさえ、働くという環境を与えることができなくなる。そんな現実が、もうそこまでやってきています。