【NO.0177】 関心領域と無関心とパンデミック緊急事態が何をもたらす?
H 先日、「関心領域」という映画を観ました。
ブログの方では、先日、投稿させていただいています。
映画「関心領域」は、人間の持つ一面である「無関心」が、重大な負の状態を作り出してしまうということを、一つのテーマとして受け取れることができる映画だと思います。
この「無関心」ということが、この日本において今、大きな意味を持ち、社会に大きな影響を与えているように思えます。
このニュース、皆さんどのように感じたでしょうか?
深刻な危惧を感じるもの。
「安全になるならいいんじゃない」と捉えるもの。
そもそも何のことか分からないもの。
私は、深刻に捉えてしまいます。
先日のWHO総会では、パンデミック条約に関しては、反対国も多く、採決を先送りしたという形になったのですが、なんと、国際保健規則改正にパンデミック条約の内容に近いものを新たに追加して、規則も何も関係ないとばかりに、WHO側が強行採決をしてし待ったようです。それが、「パンデミック緊急事態」を発令することが可能になったということ。
新聞記事では・・・
パンデミック緊急事態はWHOが宣言する「国際的な公衆衛生上の緊急事態」よりも重大な局面を想定している。新たな規則では、感染症が「複数の国家にまたがって広がる」「重大な社会、経済的混乱を引き起こす」可能性がある状況などと定義し、国際社会により高いレベルの警戒と国際協調を促している。WHOはコロナ禍でも「パンデミック」を表明したが、明確な規定はなかった。
・・・とされています。一見、人々の命を守るために、WHOがその責務を最大限に果たせるようにするために、規則を強化したと、捉えることができますが、現実には、WHOと言う組織が誰から資金の提供を受けているかを考えた時、決して、そんな、偽善的な考えでもって、今回の規則を、あのような形で、批判等どこ吹く風のごとく、実行できてしまうのかが見えてきます。
ステークホルダーと言われる立場の人間、こうした国際機関にも多くの資金提供ができる人々の脳裏には、何が映っているのでしょうか?
おそらく、自分の姿と関連する事業しか見えていないのかも知れません。自分の姿は、神のごとくの存在として写り、神が行う行為全てが唯一無二の完璧なものと捉えているのでしょうか。
そして、彼らの脳裏には、それ以外の人間など、全く関心が無いのでしょう、その存在自体どうでもいいのでしょう。神に仕える奴隷としての存在としてのみその生存意義があると捉えているとしか思えません。
逆に、多くのWHOが何をしているのかも知らない、知ろうともしない多くの無関心層の人間からすれば、ステークホルダーの存在など、永遠に知ることもなく、その日が生きていければそれでいいと考えているのでしょうか。危機を察する事さえしないで、耳を塞いでしまっている。
やがて、この無関心が、ステークホルダーと言われる人々の行為を増長させ、やがて人間は、ただ生かされ、知らぬ間にステークホルダーとその関連する一部の人々のためにだけ利用されるというディストピア小説「1984年」のような社会へと導く大きな要因となる。
これこそ、この無関心が恐怖を生むという映画「関心領域」が教えてくれる、現実の人間世界への警告なのかも知れません。
そして、私たちの日本は、私たち国民のほとんどが政治や世界の真実に無関心。すでに、パンデミック緊急事態発令に向けた下地も着々と進んでいます。
それは・・・